日本とブルガリアの文化交流
1975年に文化取極が締結されて以来、日本・ブルガリア間の文化交流は様々な分野で活発に行われています。ブルガリア人一般の日本文化に対する関心は高いにもかかわらず、一般市民が日本文化にふれる機会が少ないため、日本政府は日本文化に対する理解の促進を図るために、積極的に各種の文化交流事業を実施しています。
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★日本文化月間★
在ブルガリア日本大使館が多くの団体の協力を得て90年より毎年9月~11月にかけて開催してきた「日本文化月間」も、2009年で第20回を迎えました。2~3ヶ月をかけ毎年10~15件のイベントを通じて日本文化を紹介してきたこの「日本文化月間」はブルガリアの政府要人や一般市民の間での知名度も高く、他に例を見ないものとして高い評価を得ています。
2009年の「第20回日本文化月間」は9月から11月にかけて14のイベントをソフィアの他国内5都市で開催します。武具の展覧会「武道の精神」、沖縄舞踊公演、文楽公演、八王子車人形と新内流公演、琴・尺八コンサート、和菓子の紹介、日本映画の上映などが予定されています。
日・ブルガリア外交関係再開50周年(日・ドナウ交流年)にあたり多くの文化人の方が来訪する模様は、当館の 日・ドナウ交流年特設HPでもご覧頂けます。
★ブルガリア文化機関の日本公演★
これまで日本に18回訪問し、計500回以上の公演を行ってきたソフィア少年少女合唱団、2008年10~11月に3度目の日本公演を行ったソフィア国立オペラ座、「こうもり」の上演で有名なソフィア国立オペレッタをはじめ、ブルガリアの劇団や音楽家が日本で公演を行うことも多く、ブルガリアの優れた音楽文化が日本でも知られるようになってきました。
また日・ブルガリア外交関係再開50周年を記念し、2008年9月から2009年7月にかけて古代トラキア時代の黄金文明の面影を伝える展覧会(「よみがえるトラキアの黄金展」)が全国7都市で開催されました。
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★日本政府による文化無償資金協力★
ブルガリアには世界に誇る文化・教育機関、文化財が多数存在しますが、その多くの機関では財政難のため十分な活動や保存・修復に困難が生じています。そこで日本政府は、ブルガリアの優れた伝統や文化を守り、両国の文化交流をいっそう促進するため、ブルガリアに対し積極的に文化協力を行っています。1991年度よりほぼ毎年実施している文化無償協力の対象分野は音楽、演劇、文化財保護、スポーツ等文化全般にわたっており、これまでの総額は10.47億円にのぼります。
援助を受けてきた機関はソフィア・フィルハーモニー管弦楽団、国立文化宮殿、国立オペラ・バレエ劇場などブルガリアを代表する文化施設です。また、国立文化財保存研究所、国立考古学博物館などブルガリアの貴重な遺跡・史跡の保存にも我が国の援助の手がさしのべられてきました。特に、トラキア文明の解明に重要な役割を果たすことが期待されるアレクサンドロヴォ古墳(紀元前4世紀)の保存・研究のために企画され、当国への文化無償としては最大規模の3億4千万円を供与した東ロドピ山トラキア美術博物館センター建設計画は、2009年5月15日、秋篠宮同妃両殿下を迎えパルヴァノフ大統領夫妻の出席のもと正式な開所を迎えました。
また、草の根文化無償協力では小学1年生からの日本語教育を取り入れているソフィア第18総合学校に於ける「日本ブルガリア教育文化交流センター」が完成し、2008年2月引き渡し式が行われたことを皮切りに、現在は日本文化・日本語をブルガリア積極的に紹介している団体・機関への供与が行われています。ソフィア第18総合学校をモデルに2005年に日本語教育を導入した国内最大の総合学校、ルセ市ヴァシル・レフスキ総合学校は、教材不足と地方都市ならではの「邦人と触れ生の日本語を聞く機会の少なさ」が課題となっていました。そのため草の根文化無償により日本語LL教室及び日本語学習教材の供与が決定され、2009年6月に完成・引き渡しが行われました。
★広報文化センター★
日本大使館では、1997年に開設した館内の広報文化センターにおいて日本関係図書・CDの貸し出し、広報資料の配付・留学情報の提供を行っているほか、日本に関する各種問い合わせに応じています。
また、日本に関するインフォメーション・ブレティン「ヤポーニヤ」の発行・配布や学校訪問、講演会の開催などの広報活動も行っていますので、ご希望・関心のある方は大使館広報文化セクションまでお問い合わせ下さい。
また、2002年に日本大使館のホームページを開設しましたが、新着情報がメールで配信されるメールマガジンの配信サービスも行っています。大使館ホームページよりご登録下さい。
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★ブルガリアに於ける日本語教育★
ブルガリアでは、日本語学習者数がここ3年で約3倍に増え、現在全国で約850名が日本語を勉強しています。高等教育機関ではソフィア大学、ヴェリコ・タルノヴォ大学において日本語専攻/コースが設置されているほか、スヴィシュトフ経済大学で選択科目としての日本語教育が行われています。初中等教育機関における日本語学習熱の高まりはブルガリア日本語教育の特色ですが、ソフィア第18総合学校に引き続きルセ市ヴァシル・レフスキ総合学校(国内最大の生徒数をもつ公立学校)でも、小学1年生からの日本語履修が導入されました。またソフィア大学やソフィア第18総合学校では一般市民向け日本語講座も開始し、社会人等が日本語を学習し易い環境を提供しています。
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★地方自治体間交流★
現在、両国間で唯一正式な姉妹都市関係を持つのは日本の岡山市とブルガリア第2の都市・プロヴディフ市です。1972年以来姉妹都市関係にある両市ですが、2008年5月にはアタナソフ・プロヴディフ市長とペトコフ同県知事が岡山市のバラ祭りに来賓として招かれた他、同9月には高谷市長率いる岡山市訪問団がプロヴディフ市及び首都・ソフィア市で経済セミナーと物産展を実施しました。2009年8月には岡山市少年少女合唱団がプロヴディフ市で公演を行いました。
日本のバラの町・広島県福山市とバラの谷の中心都市カザンラク市との間でも、伝統的に活発な交流が行われています。毎年カザンラク市で選ばれるバラの女王は、その年の全国日本語弁論大会の優勝者と共に、福山ブルガリア協会や日本ブルガリア協会の招待により約2週間日本を訪問し、福山市のバラ祭りパレードにブルガリア代表として参加しています。
新たな動きでは、2008年3月、横浜市保土ヶ谷区とソフィア市との間に「文化・教育・スポーツ等パートナー都市協定」(2年間の時限立法)が締結されました。
また近年では両国友好市民団体が数多く設立され活発に活動されており、地方自治体関係など草の根の両国関係の発展を支えています。カザンラク市からの民族舞踊団の招聘や毎年のブルガリアフェアの開催に尽力してきた福岡市の宗政伸一氏が新たに在福岡・ブルガリア共和国名誉総領事に任命され、福岡でのブルガリア紹介を積極的に推進しています。また広島市とブルガリアとの交流活動を行っているひろしま・ブルガリア協会(2005年設立)は毎年ブルガリアを訪問、原爆展の開催や社会福祉施設の援助、日本語教育支援など積極的な活動を展開しています。ブルガリア側でもタルノヴォ・日本友好協会、ヴァルナ・日本友好協会などが設立され活発に日本紹介活動を行っています。