日本とブルガリアの経済関係
日本との経済関係は、EU加盟を機に加盟国のプレゼンスが高まる中、わが国のプレゼンスは相対的に低くなっているものの、2006年にわが国企業によりソフィアにおいて最先端の医療機器を持つ総合病院が開業し、京都議定書が規定する共同実施プロジェクト促進協力に関する覚書に基づき、風力発電プロジェクトが実施されています。またグリーンフィールドへの投資としては2007年に自動車部品産業への投資が行われました。これまでブルガリアは英・独・仏等の一大市場への物理的な距離及びインフラの未整備から、投資先としての魅力があまりありませんでしたが、多くの企業が生産拠点を中東欧へシフトしたことにより部品供給地としてのメリットが生まれ多くの欧州企業が進出を果たしました。またEU補助金及び我が国円借款事業によるインフラ整備事業が進められているため、今後は欧州のみならず中東、ロシアをもにらめる地政学的メリットを生かした投資が期待されています。また2008年末に再生可能エネルギー法を改正したことにより同分野へのインセンティブが周辺辺国よりも魅力的となったため、再生可能エネルギー分野への投資についても同様に期待されています。
貿易については、体制変革後、二国間貿易額は大幅に減少しましたが、2002年以降拡大に転じ、2008年の貿易額は約205億円となりました(2002年比約5倍)。日本からの主な輸出品は一般機械、電気機械、自動車であり、ブルガリアからの主な輸入品は繊維衣料製品、農林水産品となっています。