ブルガリアの海-「黒海」-
2009年10月 広報文化班より
ブルガリアの海と言えば、黒海。黒海はブルガリアの東の国境、沿岸地方はブルガリア自慢のビーチリゾートが連なっています。以前旧ソ連によってリゾート地として開発された一帯です。
なぜ、「黒海」というのでしょうか。
昔、海は荒れ、多くの船が難破し、人々が死んだと言われています。そのため、黒い海と呼ばれるようになったとブルガリアの人々は信じています。しかし、実はこの黒い海水の原因は、硫化鉄であるという説と、地中海よりも豊富な微小藻類であるという説があります。どちらの説も、ブルガリア人の間では、あまり知られていないのかもしれません。
黒海の主なビーチは、ゴールデン・サンズ、スヴェティ・コンスタンティンやサニービーチになります。6月~9月にかけて砂浜は海を楽しむバカンス客で大賑わい。燦々と輝く太陽に黒く光る海。
黒海の水は名前と違い、意外ときれい。平均水温は24-5℃と、始め少し冷たく感じられるけれど、熱い夏には快適です。砂浜はビーチパラソルが列して並び、誰もが自由に使えます。夏のピーク時は、パラソル争いが起きるほど、ビーチはブルガリア人だけではなく、ロシア、ドイツ、イギリスなど、海外からのバカンス客の人気でもあります。 
黒海に面したブルガリアの主な港は北のヴァルナと南のブルガスになります。
ここでは、ヴァルナの紹介を少しします。
首都ソフィアから車で5~6時間のドライブで沿岸のブルガリア第3都市と言われるヴァルナに到着します。ヴァルナは人口約30万人の港湾都市。外国の貨物船が世界中から行き交い、夏はバカンスを楽しむ旅行客が大勢集まります。国際空港があり、船と人の海の窓口になっています。
ヴァルナはオスマン朝時代に現在の湾岸都市として栄えたのですが、古代ギリシャ、続けてローマ帝国の時代の遺跡がたくさん残っています。
住宅街の中に周りを赤レンガで囲まれた塀に保存されている、ローマの浴場跡は紀元前3-2世紀のものといわれています。浴場はこの地域では最大の大きさである7000㎡あったといわれています。今は遺跡として、そして猫の憩いの場所として人気です。
ヴァルナの中心、目印になっているのは、大聖堂。露土戦争の勝利によって独立したブルガリアは、ロシアのサンクト・ペテルブルグにある聖堂を真似て建設されたシンボルです。外観も内装も美しく、十字架がいっぱいでクリスマスのよう。でもここは、夏のバンカンス地。今は、十字架やイコンのお土産品が大聖堂の周りで売られています。
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