ブルガリア・日本・西バルカン・セミナー“地震リスクへの挑戦”の開催

令和3年11月9日
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11月8日-11日、ヴェリコ・タルノヴォで、ブルガリア・日本・西バルカンが参加するセミナー“地震リスクへの挑戦”が開催されています。このイベントは、西バルカン地域の発展と欧州への統合へ向けた、日本とブルガリアの協力の一環として実施されるものです(「西バルカン協力イニシアティブ」)。なお、同セミナーは、全ての感染予防措置の厳格な遵守の下、実施されます。

セミナーのホストは、ブルガリア内務省消防・市民保護総局が務め、セミナー実施の予算はブルガリア政府開発支援予算から拠出されます。

西バルカン地域の災害対応能力及び回復力強化に資することを目的とした本件セミナーには、ブルガリア、日本、西バルカン、世銀グループ、そしてクロアチアの担当省庁から防災専門家が参加し、専門家による災害対応分野での知見の積極的共有が行われます。日本からは、名古屋大学減災連携研究センターの西川智教授の他、JICA、兵庫県庁、国土交通省、民間企業(NEC、応用地質株式会社、CHALLENGE)、UNESCOの地震・防災の専門家が出席し(オンライン)、知見共有に貢献します。

また、今回のセミナーでは、特に、COVID19下における対応を含む、地震リスクへの挑戦に焦点が当てられます。また、先端技術の活用も中心的な議題の一つであり、日本から複数の民間企業が参加する他、欧州宇宙庁、EU宇宙プログラム庁等が参加します。

9日に行われたオープニングには、カティモフ内務副大臣、ディンコヴァ外務副大臣、奈良平駐ブルガリア日本大使、パノフ・ヴェリコタルノヴォ市長、村上内閣府防災組織担当参事官が参加し、日本・ブルガリア・西バルカンの具体的協力である本件セミナーの開催に祝意が述べられました。セミナー最終日には水鳥国連防災機関代表の参加も予定されています。