第35回日本文化月間の開催

令和6年12月4日
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  本年7月から12月にかけて、「第35回日本文化月間」を開催しました。
 「日本文化月間」は、1990年より毎年開催(2011年からは当地日本友好団体等をまとめる傘機関「日本友の会」との共催)する当館広報文化活動の目玉行事であり、当地における秋の恒例行事として広く認知されています。第35回目の実施となった本年は、7~12月の6ヶ月間(なお、行事が集中的に開催されたのは9~11月の3ヶ月間)で25件のイベントを開催し、計38,500人以上の参加者を得たほか、主要メディアにおける報道件数は70件を超えました。


1. 山本能楽堂による能公演
 7月5日、イヴァン・ヴァゾフ国立劇場において、山本能楽堂による能公演が開催されました。公演に先立ち道上大使が挨拶した他、来賓としてアンゲリエヴァ外務副大臣及びビタノフ教育科学副大臣の出席を得ました。
 本イベントは、当館が1990年より毎秋開催する日本文化月間のオープニング行事として位置づけられており、当日は、『井筒』及び『石橋』の2演目が披露され、公演終了後は、ほぼ満席となった約700名の聴衆からスタンディングオベーションが起きました。
 山本能楽堂は2010年の初来訪以降、国内各地で計8回にわたり公演を実施してきたほか、多数のワークショップ、ブルガリアの俳優や舞台監督、子供たちとのコラボレーションにも取り組むなど、草の根の文化交流活動を実施してきました。
 なお、本件は当地の主要メディアにも多数取り上げられました(BNTBTA)。

2. Aniventure Comic Conの開催
 7月6日及び7日、第35回日本文化月間の一環として、全国アニメ・マンガクラブ「NAKAMA」主催の「Aniventure Comic Con」がソフィア市内のインターエクスポセンタ-で開催され、当館より道上大使が出席しました。
 同イベントは日本のアニメや漫画を中心に、コスプレ、ゲームソフトやグッズを紹介・販売する当地最大級のポップカルチャーの祭典であり、本年も2日間で25,000人以上の来場者を記録しました。当地の主要メディアにも多数取り上げられました(BNTbTVNova.bg
 スタジオジブリの映画『君たちはどう生きるか』の上映、習字や切り絵、着付け体験のワークショップ、日本文化に関するレクチャー、日本のダンスユニット「ORIENTARHYTHM」(当館注:世界40か国以上で公演の実績あり)によるパフォーマンス等も行われ、日本の伝統文化・芸術と現代文化が融合したイベントとして、多くの方が楽しまれていました。

3. 着物に関するレクチャー及び着物ファッションショー
 9月1日、日本クラブ「キズナ」(ヴァルナ市所在)及びソフィア大学共催の「着物に関するレクチャー及び着物ファッションショー」が、ソフィア大学本部大講堂で開催されました。
 兵庫県から計5名の着付け技能士が来訪し、着物の変遷と歴史に関するレクチャーのほか、着付け体験やブルガリアの方々も加わったファッションショーが行われ、立ち見が出るにぎわいを見せました。
 その後、同様のイベントがヴァルナ市でも行われ、両会場合わせて約600名が来場しました。
 本件は当地のメディアにも取り上げられたほか(Euronews Bulgaria)、当日の写真及びビデオはこちらに掲載されています。

4. アマテラス基金展示会
 9~10月にかけて、アマテラス基金(当館注:令和6年度外務大臣表彰受章団体。功績等はこちらを参照。)主催の「日本の現代アート展示会」が、ソフィア市及びスタラザゴラ市の2都市で計5件開催されました。
 日本から計10名の現代アート作家が来訪し、自身の作品の展示を行うとともに、墨絵や水引のワークショップが実施されました。
 計5件の展示会のうち、第1件目を飾ったノブコ・ウエダ氏による展示会は、国立文化研究所内ギャラリーにて開催され、道上大使が出席したほか、アンゲリエヴァ外務副大臣の出席を得ました。   
 本件は当地のメディアにも多数取り上げられたほか(BTABNRJazz FMスタラザゴラ地元紙)、写真及びビデオはこちら((1)(2)(3)、)に掲載されています。

5. 第10回ソフィア駅伝
 9月6日、青年スポーツクラブ「ソフィア―ヨーロッパ」他共催の「第10回ソフィア駅伝」が開催されました。レースの開始に先立ち行われた開会式で、道上大使が参加者にエ-ルを送ったほか、来賓としてミテヴァ外務副大臣の出席を得ました。
 「ソフィア駅伝」は、毎年9月6日の統一記念日に合わせて開催され、今年で9回目の開催となります。42.195 kmを6人1組でたすきをつなぐ同駅伝は、年々規模が拡大しており、当日は晴天の下、約80チーム・500名が参加をし、 チームで駅伝を楽しむ姿が随所で見られたほか、当館からも日本大使館チームが出場しました。
 本件は当地の主要メディアにも多数取り上げられたほか(BNTNova.bgbTVBNRBTA24チャーサ紙等)、当日の写真及びビデオはこちらに掲載されています。

6. 生け花・俳画合同展示会
 9月9~24日にかけて、生け花クラブ「花月」及びブルガリア俳句連盟共催の「生け花・俳画合同展示会」が、ヴァルナ市で開催されました。
 「伝統的なブルガリアの家屋」をテーマに創作した生け花及び俳画作品が展示されるとともに、生け花のデモンストレーションも開催され、累計約300名が訪れました。
 本件は当地の主要メディアにも取り上げられました(BTA)。

7. 及川扇翠氏による書画展及び日本語教育機関における書道ワークショップ
 9月18~10月2日にかけて、当館主催の「及川扇翠氏による書画展」が、ソフィア市内サンステファノギャラリーで開催されました。
 1981年に古典文学研究書道代表団の一員として初めてブルガリアを訪れた及川氏にとって、日本文化月間における展示会の開催は2018年に続き2回目であり、同氏を含む来訪した計6名の書道家による作品計41点が展示されました。
 展示会には、累計約650名が来場したほか、一般市民、また第18総合学校及び第138西洋・東洋言語学校の在校生(小学生~高校生)を対象とした計8回のワークショップが行われました。
 本件は当地の主要メディアにも取り上げられたほか(BNT)、展示会の写真及びビデオはこちらに掲載されています。また、両学校におけるワークショップの写真は以下のとおりです。
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8. 『Pale Blue Dot君が微笑めば、』上映会
 
9月24日、日本友の会主催の「水といのち」をテーマにしたドキュメンタリー映像作品『Pale Blue Dot君が微笑めば、』の上映会が、ソフィア市内マリネラホテルで開催されました。
 
上映会には監督を務めた西嶋航司氏をはじめ、出演者のツェンコヴァ神戸大学特命教授(当館注:元国費留学生)及び重岡昌吾氏(ゆの里アクアフォトミクスラボエグゼクティブディレクター)が立ち会い、鑑賞後は、三者及びジェコフ日本友の会会長を交えたQ&Aセッションが開催され、参加者との間で活発な質疑応答が行われました。
 
当日は、ヴァテフ元農業大臣、ヴェロエフ・ルセ市議会議長の出席を得たほか、研究者や学生、企業関係者を中心に計約120名が参加しました。
 
本件は当地の主要メディアにも取り上げられたほか(BNT)、当日の写真及びビデオはこちらに掲載されています。

 

9. ヴァルナ州ドゥルゴポル自治体アスパルホヴォ村における日本文化の日
 
9月27日、「フリスト・ボテフ」学校、「キズナ」語学学校(いずれもヴァルナ州所在)他共催の「日本文化の日」が、ヴァルナ州ドゥルゴポル自治体アスパルホヴォ村で開催され、ゲオルギエヴァ観光副大臣が来賓として出席しました。
 
当日は、2022年に日本語教育を開始した「フリスト・ボテフ」学校の生徒による桃太郎の劇や日本の童謡の披露、合気道団体による演武、手毬等日本の伝統文化の紹介が行われました。
 
本件は当地の主要メディアにも取り上げられたほか(24チャーサ紙)、当日の写真はこちらに掲載されています。

 

10. 切り絵展示会
 
10~11月にかけて、全国アニメ・マンガクラブ「NAKAMA」及び生け花クラブ「花月」共催の「切り絵展示会」が、プレヴェン市及びソフィア市で開催されました。
 
「自然との調和」をテーマに、両国出身の計27名の切り絵作家による作品計約70点が展示されたほか、ソフィア市会場では、切り絵作品に加え、生け花クラブ「花月」による生け花作品が展示されました。
 
両都市合わせて約600名が展示会を訪れ、特に初めて日本文化月間行事が行われたプレヴェン市では、ディミトロヴァ副市長がオープニングに出席し、連日ギャラリーが満員となるなど、盛況に終わりました。
 
本件は当地の主要メディアにも取り上げられたほか(BTA)、当日の写真及びビデオはこちらに掲載されています。

 

11. アニメ&ゲームフェスティバル2024
 
10月5~6日にかけて、全国アニメ・マンガクラブ「NAKAMA」主催の「アニメ&ゲームフェスティバル2024」が、プロヴディフ市の中央広場で開催されました。
 
「アニメ&ゲームフェスティバル」は2019年の初開催以来、本年で第4回目の開催となりました。当日は、コスプレコンテストや着付け体験、書道や切り絵等のワークショップが実施されたほか、ゲーミングゾーンやマンガ&コミック図書コーナー、物販エリアが設けられ、2日間を通じて約1500名が訪れました。
 
本件は当地メディアにも取り上げられたほか(プロヴディフ地元紙)、当日の写真はこちら(※主催団体「NAKAMA」のFacebook上で公開されているもの)に掲載されています。

 

12. 生け花協会「草雅」及び茶道裏千家淡交会共催の文化行事
 10月7~9日にかけて、生け花協会「草雅」及び茶道裏千家淡交会共催の文化行事が、地域歴史博物館(ソフィア市)で開催されました。
 
3日間にわたり、茶道や生け花に関するレクチャー及びデモンストレーション、生け花や書道の作品展示、着物ファッションショー等が行われ、計約200名が訪れました。
 
当日の写真はこちら(※会場である地域歴史博物館のFacebook上で公開されているもの)に掲載されています。

 

13. 日本舞踊レクチャー付き公演
 
10月8日、当館主催の「日本舞踊レクチャー付き公演」が、国立演劇映像美術大学(ソフィア市)で開催されました。公演に先立ち行われた挨拶の中で道上大使は、紫綬褒章受賞の日本舞踊家・藤間蘭黄氏の功績を紹介するとともに、伝統を継承するには、創意工夫と新たなニーズへの対応が必要である旨述べました。
 
当日は、藤間氏が三つの演目(当館注:常磐津『老松』、長唄『都風流』、『月光』の三演目)を披露し、所作のデモンストレーションを実施したほか、舞踊研究家の桜井多佳子氏が伝統芸能における日本舞踊の位置付けや歴史に関するレクチャーを行いました。
 
藤間氏の美しい踊りは集まった観客を多いに魅了し、「これまでに見たことのない第一級の芸術であった」といった感想が寄せられたほか、公演終了後は、ほぼ満席となった約400名の聴衆からスタンディングオベーションが起きました。
 
藤間及び桜井両氏に対するテレビインタビューを含め、本件は当地の主要メディアにも取り上げられたほか(Euronews BulgariaBlitz.bg)、当日の写真及びビデオはこちらに掲載されています。

 

14. ブルガリア国営ラジオ局児童合唱団コンサート
 
10月10日、ブルガリア国営ラジオ局児童合唱団及び東海大学同窓会ブルガリア支部共催のコンサートが、国営ラジオ局内ホールで開催されました。コンサートに先立ち道上大使が挨拶したほか、来賓としてベリョフ文化副大臣、パンドヴァ元国民議会議員の出席を得ました。
 
同合唱団は、当地初の児童合唱団として国営ラジオ局傘下に設置されて以来、日本(当館注:訪日公演は1967年以来、計18回に上る)を含む国内外で数々の公演を行い、その美しい歌声を披露してきたほか、平成25年度以降毎年、当館が開催する日本文化月間内でコンサートを開催してきました。
 
今回のコンサートでは、『故郷』をはじめとする日本の歌を中心に、『ボヘミアン・ラプソディ』などの世界の名曲やブルガリアの歌が披露され、児童たちの澄んだ歌声が聴衆を魅了しました。
 
本件は当地の主要メディアにも取り上げられたほか(BNR)、当日の写真はこちら、コンサートのフル動画はこちらに掲載されています。

 

15. 第18回世界こどもハイクコンテスト表彰式
 
10月12日、ブルガリア俳句連盟及び生け花協会「草雅」共催の、「第18回世界こどもハイクコンテスト表彰式」が、ソフィア市立図書館で開催されました。
 
日本および全世界の15歳以下の子どもたちを対象に、絵とハイクで構成された作品を募集する同コンテストの本年の募集テーマは「かぞく」であり、ブルガリアからは計387作品の応募がありました。
 
当日は、表彰式に出席した篠澤次席から、5名の大賞受賞者及び20名の入賞者に対する表彰状が授与されました。また会場では、入賞作品に加え、生け花協会「草雅」による生け花作品が展示されました。

 

16. 雅楽公演及びソフィア大学におけるレクチャーコンサート
 
10月12日、一般社団法人ENSOPHIA主催の「雅楽公演」が、ソフィア市立人形劇場で開催され、当館より道上大使が出席しました。
 
日本から5名の演者が来訪し、「越殿楽」の演奏や人長舞のパフォーマンス、雅楽についての解説や楽器の紹介及びデモンストレーションが行われたほか、ソフィア大学古典現代言語学部日本学科内の琴クラブとのコラボレーションにて両国の楽曲のメドレーが実施され、ほぼ満席となった約300名の聴衆を沸かせました。
 
また、10月14日には、ソフィア大学東洋言語文化センターで、大学生を対象としたレクチャーコンサートが開催され、学生を中心に約100名が集まりました。当日は唄歌体験や装束体験も行われ、盛況に終わりました。
 
公演の写真及びビデオはこちらに掲載されています。また、ソフィア大学におけるレクチャーコンサートの写真は以下のとおりです。
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17. 第9回日本武道・伝統の日
 10月19日、日本友の会及び当館共催の「第9回日本武道・伝統の日」が、ソフィア市内国立文化宮殿前広場で開催され、当館より道上大使が出席しました。冒頭の挨拶の中で道上大使は、ブルガリア国内で様々な武道団体が活発に活動していることに触れつつ、その中で武道の精神が取り入れられていることを嬉しく思う旨述べました。
 当日は、日本友の会に所属する各種武道団体によるデモンストレーションが開催されたほか、(武道を除く)各種日本文化団体によるワークショップや展示(切り絵、折り紙、生け花、俳句、手毬、浴衣の着付け、アニメ、漫画等)が行われました。秋空の快晴の下、終日子どもからお年寄りまで1,500人以上の来場者で賑わいました。
 また、本件に合わせて来訪した日本人よさこいダンサー計5名が、ソフィア市第51中等教育学校の生徒約40名とともに、約45分間にわたり、よさこいのパレードを実施したほか、よさこいの演舞の披露やワークショップを行いました。
 本件は当地の主要メディアにも取り上げられたほか(bTV)、当日の写真及びビデオはこちらに掲載されています。

18. 浮世絵講演会
 10月21日及び22日、当館及び国立美術ギャラリー共催の「浮世絵講演会」が、ヴェリコ・タルノヴォ市及びソフィア市で開催されました。
 浮世絵研究の第一人者である国立歴史民俗博物館教授の大久保純一氏が来訪し、浮世絵の基礎知識を丁寧に概説しつつ、浮世絵がゴッホやモネ等西洋の印象派画家たちに与えた多大な影響やブルガリア国内で発見された浮世絵コレクション等に触れ、特にソフィア市会場においては、立ち見が多数出るほどの盛況ぶりでした。
 講演会の写真及びビデオはこちらに掲載されています。

19. 当地生け花クラブ
 「MiracleIkebana」による生け花の展覧会/パフォーマンス/ワークショップ 10月~12月にかけて、当地生け花クラブ「MiracleIkebana」による展覧会/パフォーマンス/ワークショップがプロヴディフ市及びソフィア市で開催されました。各会場では同クラブに所属する草月流有資格者の作品が多数展示され、訪れた観客を魅了しました。
 本件は当地の主要メディアにも取り上げられました(BTABNR)。

20. 映画と文学のフェスティバル「CineLibri」
 10月31日、第10回目の開催を迎えた映画と文学のフェスティバル「CineLibri」(当館注:当地有力出版社であるコリブリ社が主体となり、10月10日~11月3日にかけて、ソフィア市他国内7都市で、計約70作品が上映)。の一環として、塚原あゆ子監督によるヒューマンファンタジー映画『コーヒーが冷めないうちに』が上映されました。
 本映画は複数日にわたり上映され、毎回、ほぼ満員となる盛況ぶりで多くの方々が楽しまれました。
 本上映の写真はこちらに掲載されています。

21. 和太鼓グループ彩-sai-による和太鼓公演及び日本語教育機関におけるワークショップ
 11月5日及び7日、当館主催の「和太鼓グループ彩-sai-による和太鼓公演」が、ソフィア市(ブルガリアホール)及びスタラザゴラ市(国立スタラザゴラ歌劇場)で開催されました。
 ソフィア市会場においては、シメオン・サクスコブルク元首相(元国王)夫妻、キロヴァ第50回国民議会副議長、ガネフ同副議長、アンゲリエヴァ外務副大臣、ベリョフ文化副大臣、ビタノフ教育科学副大臣、シメオノフ・ブルガリア商工会議所会頭、各国大使を始めとする外交団、元駐日大使はじめ当地要人や市民ら約1,000名が来場しました。公演に先立ち行われた挨拶の中で道上大使は、ダイナミックで力強い和太鼓の演奏を通じて、日本文化の新たな一面を紹介できることを嬉しく思う旨述べました。
 スタラザゴラ会場においては、ジェレヴァ副市長の出席を得たほか、多数のジャーナリストや市民ら約500名が来場しました。公演に先立ち行われた挨拶の中で篠澤次席は、これまでに多数の日本の音楽家やバレリーナを受け入れるなど、日本との関係の深い国立スタラザゴラ歌劇場において公演を開催できることを嬉しく思う旨述べました(当館注:現在も、計18名の日本人が同歌劇場に所属している)。
 ブルガリア初来訪となった和太鼓グループ彩-sai-は、「楽しいが響きわたる」をモットーにこれまで世界30カ国で2000公演以上を行ってきた新進気鋭のプロ和太鼓集団です。同グループのパフォーマンスに対し、会場は手拍子やワッショイ」のかけ声等で盛り上がり、特にアンコールでブルガリア民謡の名曲『私の美しい森』が演奏された際は、観客全体が、一様に歌詞を口ずさんでおり、公演終了後は、鳴り止まない拍手、スタンディングオベーションと会場は大変盛り上がりました。
 また、11月8日には、同グループによるワークショップが、ソフィア市第18総合学校で開催されました。キリロヴァ校長のほか、同校で日本語を学習する生徒ら約150名が集まり、参加者全員が和太鼓を叩く体験をしたほか、体験終了後は、和太鼓奏者のサインなどを求める長蛇の列ができるなど、盛況に終わりました。
 本件は当地の主要メディアにも多数取り上げられたほか(BTABGNESBlitz.bg(1)Blitz.bg(2)スタラザゴラ地元紙等)、ソフィア市会場における写真及びビデオはこちらに掲載されています。また、ワークショップの写真はこちら(※第18学校のFacebook上で公開されているもの)に掲載されています。

22.金継ぎデモンストレーション及びワークショップ
 11月8日、ソフィア大学古典現代言語学部日本学科及び日本文化センター「こころ」共催の「金継ぎデモンストレーション」が、ソフィア大学東洋言語文化センターで開催されました。
 金継ぎ作家のナカムラクニオ氏が来訪し、学生や一般市民ら約100名を対象に、金継ぎの歴史や様々な技法に関する解説のほか、簡易金継ぎ体験が実施されました。また、9~10日にかけて、日本文化センター「こころ」で金継ぎワークショップが開催され、累計約60名が参加しました。
 本件の写真及びビデオはこちらに掲載されています。

23. 日本映画上映会
 11月14~17日にかけて、当館主催の「日本映画上映会」が、国立演劇映像美術大学(ソフィア市)で開催されました。
 国際交流基金フィルムライブラリーに所蔵されている4作品(『アイネクライネナハトムジーク』、『そして、バトンは渡された』、『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』)が上映され、4日間を通じて、約300人が訪れるなど、好評を博しました。

24. ブルガリア俳句連盟主催文化行事
 11月19日、ブルガリア俳句連盟主催の文化行事が、ソフィア市立図書館で開催されました。
 来年設立25周年を迎えるブルガリア俳句連盟のこれまでの歩みを振り返りつつ、同連盟所属メンバーが来場者を前に「俳句の多様な姿」をテーマとした自身の作品を披露しました。
 本件は当地の主要メディアにも取り上げられました(BNRkulturni-novini)。

25. ソフィア大学古典現代言語学部日本学科オープンデー  
 11月21日、ソフィア大学古典現代言語学部日本学科主催の「オープンデー」が、同大学本部で開催されました。
 当日は、ジュロヴァ元副学長が「ソフィア大学と日本の関係史」をテーマとしたレクチャーを実施したほか、翌2025年、ソフィア大学に日本語専攻が誕生して35年、第一期生が卒業してから30年の節目の年を迎えることから、第一期生の有志計4名が集い、在学生に対するメッセージを送りました。
 本件は当地の主要メディアにも取り上げられました(BTA)。