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安全対策基礎データ

●犯罪発生状況,防犯対策

1.犯罪発生状況

ブルガリア内務省の発表では,2016年の犯罪発生件数は,103,773件(前年比7.4%減)です。
また,在留邦人及び日本人旅行者は比較的少ないこともあり,日本人が犯罪被害に遭うケースが多発しているとは言えませんが,油断は禁物です。日本に比べて殺人,強盗,放火,強盗などの凶悪犯罪の発生率は非常に高く,日本の生活感覚のままでは思わぬ犯罪被害に遭うことにも繋がりかねません。凶悪犯罪の発生率を日本と具体的に比較すると,殺人が約4倍,強盗が約12倍,強姦が1.7倍,放火が約28倍,略取・誘拐が約13倍にもなります。

2.日本人の被害例

日本人が被害に遭いやすい犯罪としては,路面電車等の公共輸送機関内や店舗内でのスリ被害,飲食店内での置き引きが最も多く,空き巣・忍び込み・事務所荒らしの被害も発生しています。
睡眠薬を仕込んだ飲食物を利用した強盗事件は最近は発生していませんが,数年前までは邦人旅行者が被害に遭うケースが散見されました。未だに日本人を狙ったグループが存在するので注意が必要です。
過去に発生した日本人の被害例は次のとおりです。旅行者に限らず,ブルガリアに長年居住している邦人の方でも普段の生活の中で被害に遭っていることから,常に気をつけて行動するようにして下さい。

【強盗】
〈路上強盗〉
○ソフィア市内中心部において道を案内してもらうため男2名を車両に同乗させたところ,付近の森に誘い込まれ,暴行を受けるとともに現金等を強奪された。
○ソフィア市内北部において夜間歩行していたところ,暗がりから現れた覆面をかぶった男に首を絞められ,現金等を強奪された。

【窃盗】
〈置き引き~長距離列車・バス内〉
○ソフィアとブカレスト(ルーマニア)を結ぶ長距離列車の中で,手荷物を枕に仮眠していたところ,気が付いたら現金や貴重品の入ったバッグを盗まれていた(トイレに行くためにちょっと席を離れた間に,席に置いていたバッグの中から貴重品を盗まれた事例もあります)。

〈置き引き~レストラン等〉
○レストランで食事中,椅子にかけていたバッグを盗まれた。
○友人とベンチに座っていた際,女性に携帯電話の操作方法を聞かれて教えている間に,横に置いていたバッグを盗まれた。

〈スリ〉
○バス・トラムの車内,教会等の観光地で,数人のグループに取り囲まれ,バッグから財布を抜き取られた。
○繁華街を歩いている際,背中に背負っていたバッグから財布や貴重品を抜き取られた。
○繁華街の店舗内で買い物中,若い女にぶつかりざまにバッグから財布を抜き取られた。

【その他】
〈タクシーでのトラブル〉
○旅行者が,ソフィア空港から中心部のホテルまでタクシーを利用したところ,メーター表示料金が上がるスピードが速く,一般的には15レヴァ前後の料金であるところを,最終的には60レヴァを請求された。
○料金精算時に小額の紙幣を持っていなかったため高額紙幣を出してお釣りを求めたところ,お釣りが返されず,メーター表示料金の3倍近くの額を支払わされた。

3.犯罪被害危険地域

日本人の犯罪被害の多くは,ソフィア市内で発生しています。ソフィア市内において特に注意すべき場所は次のとおりです。
○ソフィア市内中心部(ソフィアホテルバルカン,ツム百貨店,ハリ商店街を結ぶ地下通路。スヴェタ・ネデーリャ広場。マリア・ルイザ通り。ヴィトシャ大通り)。
○国立文化宮殿(NDK)周辺。
○ソフィア中央駅及びその周辺,中央バスターミナル付近及び地下通路,ホテル・プリンセス周辺。ブルガリアでは駅構内への出入りが自由なことから,長距離列車の車内は窃盗グループの格好のターゲットになっていますので,長距離列車で移動する際には十分な注意が必要です。
○ソフィア市内西部及び北部全域。ソフィア市内北部及び西部は,最近の景気の低迷を反映してか,地方からの出稼ぎ労働者の大量流入等により,人口が増加傾向にあり,これに伴って犯罪発生件数も増加しています。

4.その他

これまでに,ブルガリアにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,英国,フランス,ドイツ,ベルギー,トルコ,インドネシア,フィリピン等,日本人の渡航者が多い国でもテロ事件が多数発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

 

●滞在時の留意事項

1.デモ等への注意

ブルガリアは,欧州では比較的治安の良好な国とされてきましたが,2013年6月以降,政府の閣僚人事に対する反発や政治体制への不満から,一般市民や学生によるデモや集会がソフィア市及び国内主要都市において頻発しているほか,最近ではトルコ国境からの難民流入の増加に起因する外国人排斥感情の悪化に伴う傷害事件が発生するなど,国内治安情勢は場所によっては悪化の傾向が見られます。特にデモや事件発生のおそれのあるソフィア市内中心部(中央政府機関や国民議会付近)については,夕方から夜間にかけての不要な外出は控えるとともに,デモ等に遭遇した場合は,決してこれらに近づかないようにしてください。

2.滞在先の警察署への登録等

外国人法の規定により,個人宅,アパート等に宿泊する際は,入国後5日以内(土,日曜を含む)に最寄りの警察署又はブルガリア国家警察身分証・移民局(住所:48 Mariya Luiza Blvd)にて,所定の用紙に滞在先住所等を明記して登録しなければなりません。その際,大家又は部屋の管理人と共に直接出向いて登録することが必要です。
90日間以内の観光目的で無査入国している場合もホテル以外に宿泊する場合は,滞在登録が必要になりますので注意してください。滞在場所を変更する場合も登録が必要です。これを怠ると100~1,000レヴァの罰金が科せられます。
出国時には,登録済用紙を国境警察に提出しなければなりませんので,滞在中の保管・管理には注意してください。なお,規模の大小にかかわらず,ホテルに宿泊する場合は,届出手続きはホテルが代行してくれますが,念のため,チェックアウトの際に渡される領収書を出国まで保管しておくことをお勧めします。また,警察官から市中で旅券の提示を求められる場合がありますので,常に旅券(又は旅券のコピー)を携帯してください。

3.旅行制限

軍事施設などの立ち入り禁止区域を除き,外国人の旅行が禁止又は制限されている場所はありません。
なお,ブルガリアは2007年にEUに加盟しましたが,これによりブルガリアがEUの外縁部となったことから,人身売買や違法薬物密輸などの各種犯罪対策上,国境管理が強化されています。無用なトラブルを避けるためにも,検問所以外の国境付近にはむやみに近付かないことをお勧めします。

4.写真撮影の制限

軍事施設などの撮影は禁止されています。また,多くの教会,僧院内も撮影が禁止されています。
ブルガリア人を撮影する際には,承諾を得てから撮影した方がよいでしょう。

5.各種取り締まり法規に関する留意事項

(1)麻薬等違法薬物
麻薬や覚醒剤などの違法薬物の持ち込み,所持,使用などは禁止されています。これら薬物犯罪に関与した場合には,多額の罰金に加え,最高で20年の懲役刑に処せられます。
深夜になると国立文化宮殿(NDK)周辺,ソフィア市内中心部の街頭,公園,学校周辺などで,麻薬密売人やそれを目当てとする若者がたむろしていることがありますが,これらには絶対に関わらないようにしてください。
また,「運び屋」に仕立てられる危険性もありますので,他人から荷物の一時預かりや搬送を依頼されても,決して応じないようにしてください。

(2)不法就労
労働許可を得た上でDタイプ・ビザを取得した人,及び永住権を有している人以外は,許可なく就労することはできません。不法就労を行った場合には,最高で1万レヴァの罰金が科せられます。

(3)銃器
銃の所持については許可制が採られています(前科前歴を有するブルガリア人は許可を得られません)。しかし,銃を不法に入手することが容易なため,銃を使用したマフィアの抗争と見られる殺人事件や不法所持者による強盗事件などの凶悪犯罪が発生しています。これまでに日本人が巻き込まれた事件は発生していませんが,マフィアの関与があり得るいかがわしい場所や危険な場所には近づかないようにしてください。

(4)賭博
公認カジノや宝くじ,サッカーなどのスポーツくじを除き,賭博は禁止されています。

(5)売買春・ポルノ
ポルノショップは合法的に認められています。また,売買春防止法は制定されていませんが,相手が未成年者(18歳未満)の場合には犯罪になります。
なお,保健省より,特に若者を中心としたエイズによる死亡例が報告されています。

6.交通事情

(1)ブルガリアにおける国民の車両保有台数は年々増加し,これに比例するように交通事故も増加傾向にあります。2016年中の交通事故による死者数は,708名(前年比±0)であり,人口当たりの死者数を我が国と比較すると,約3倍にもなります。交通死亡事故の主要原因は,速度超過,追い越し違反,酒酔い運転,運転操作不適当,信号無視などです。

(2)日本とは違い,車両は右側通行です。車を運転する時は,運転免許証(国際運転免許証等),自動車保険加入証書,車両登録証書,身分証明書(旅券等)を携行する必要があります。

(3)運転マナーは概して悪く,信号無視,割り込み,合図無しの車線変更,一方通行の逆走などが頻繁に行われています。また,ブレーキランプなどの整備不良や違法駐車も数多くみられます。

(4)道路の保全状態は一般的に悪く,路面の穴,石,砂利の散乱に気をつけなければなりません。石畳の道路もまだ多く見られ,雨や雪などで路面が濡れるとスリップしやすいので注意が必要です。また,冬季には積雪や路面の凍結がみられますが,ノーマルタイヤで走行している車も多く,運転に際しては十分な注意が必要です。

(5)トラムは道路中央部を走行しますので,停留所に停まっているのを確認したら,その後方で停車して乗客の乗り降りを待たなければなりません。

(6)市街地以外(郊外)の幹線道路を走行する場合には,道路通行税(Vignette)を支払う必要があります。他の都市や町に出かける際には,事前にガソリン・スタンドなどで「ヴィネット・ステッカー」を購入し,車両のフロントガラスに貼付してください。

7.在留届

現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく最寄りの在ブルガリア日本国大使館又に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。

8.「たびレジ」

在留届の提出義務のない3か月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者を含む)は,外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお願いします(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。「たびレジ」に渡航期間・滞在先・連絡先等を登録すると,滞在先の最新の安全情報がメールで届き,緊急時には在外公館からの連絡を受けることができます。安全情報の受け取り先として,家族・同僚等のメールアドレスも追加登録できますので,併せてご活用ください。

 

●緊急時の連絡先
◎緊急電話(EU共通):電話112
◎警察:電話166
◎救急:電話150
◎交通事故:電話165,(市外局番02)988-2225
◎消防:電話160
◎病院 アシバデム・シティ・クリニック・トクダ病院:電話(市外局番02)403-4000
      ピロゴフ救急病院:(市外局番02)915-4411
      第一市民病院:(市外局番02)981-0799(狂犬病ワクチン接種が可)
(上記については基本的にブルガリア語での対応になります)
◎在ブルガリア日本国大使館:電話(市外局番01)971-2708
(閉館時の緊急連絡先:0888-747-115)

※在留邦人向け「安全の手引き」
在ブルガリア日本国大使館が在留邦人向けに作成した「安全の手引き」(http://www.bg.emb-japan.go.jp/jp/security/anzentebiki/index.html )もご参照ください。