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1.犯罪発生状況

ブルガリアにおける対日感情は良好ですが、在留邦人や邦人旅行者が強盗・窃盗などの犯罪被害に遭うケースが散見されます。なお、邦人被害件数は、11年前の1999年には30件発生していましたが、過去6年間では、2004年4件、2005年1件、2006年10件、2007年7件、2008年3件、2009年6件と減少傾向にあります。
※ 2010年は12月17日現在4件

日本人の被害例は以下のとおりです。
○ ホテルのロビー、レストラン、バス停、主要観光地等での荷物の置き引き。
○ バスやトラムの車内、地下道、繁華街路上、買い物中等でのスリ、ひったくり(ナイフ等でバックを切られる例も有)。
○ 観光中、4~5名の少年に取り囲まれ、混乱に乗じて金品を窃取。
○ 列車、バス等の車内で仮睡中に貴重品等を盗む置き引き。
○ 道案内を装い人気のない場所に誘い込まれ、金品を強奪。
○ 暗がりを歩いていた際に、金品を強奪。
○ 仲良くなったふりをして睡眠薬入りの酒等を飲ませホテルの部屋に侵入し、金品を強奪。
○ 不在中の空き巣や事務所荒し。

<犯罪多発地域>
ソフィア市内中心部(シェラトンホテル、ツム百貨店、ハリ商店街を結ぶ地下道路、スヴェタ・ネデーリャ広場、ヴィトシャ大通り付近、マリアルイザ大通り付近)
ソフィア中央駅の地下道路、ホテルプリンセス周辺、(観光地ではないが)駅北側地域及び駅東側地域
ソフィア市内西部及び北部全域

<防犯対策>
日本人は一般的に多額の現金を所持していると見られており、犯罪者のターゲットになりやすいと言えます。このことに留意し、次のような防犯対策を講じることが必要です。
○ 華美な服装は避け、装飾品は身につけない。
○ リュックに貴重品を入れない。
○ バックを背部に持たない。
○ 現金、貴重品は、分散すると共に必要以上に持ち歩かない。
○ 背後からの人に注意する。
○ 犯罪グループに囲まれたり、銃器を突き付けられたりした時は絶対に抵抗しない。

2. 滞在時の留意事項

(1)警察への届出
外国人法の規定により、個人宅、アパート等に宿泊する際は、入国後5日以内(土、日曜を含む)に最寄の警察署若しくはブルガリア国家警察身分証・移民局(住所:48 Mariya Luiza Blvd)にて、所定の用紙に滞在先住所等を明記して登録しなければなりません。その際、大家若しくは部屋の管理人と共に直接出向いて登録することが必要です。
日本人は、観光目的であれば90日間までの滞在については無査証で入国できますが、滞在場所を変更する場合には、5日間以内に滞在届の提出が必要です。これを怠ると100~1,000レバの罰金が科せられます。また、出国時には、登録済用紙を国境警察に提出しなければなりませんので、滞在中の保管・管理にはご注意ください。
また、警察官から市中で旅券の提示を求められる場合がありますので、常に旅券(または旅券のコピー)を携帯してください。
なお、規模の大小に拘わらず、ホテルに宿泊する場合は、届出手続きはホテルが代行してくれますが、念のため、チェックアウトの際に渡されるレシートを出国まで保管しておくとよいでしょう。

(2)旅行制限
外国人の旅行が禁止又は制限されている場所はありませんが、EUの外縁部となった当国では、当局が、密輸、不法入国等の各種犯罪対策上、国境管理を強化していますので、検問所以外の国境へはむやみに近づかない方が無難です。

(3)各種取締法規に関する留意事項
○ 麻薬
他国から流入する麻薬の量が多く、また国内においても合成麻薬等の密売が盛んで、当局は徹底した取締りを実施しています。日本人が関与したり巻き込まれた事件はありませんが、特に深夜になるとソフィア中心部の街頭、公園等で密売人やそれを目当てとする若者がたむろしていますので、これらに関わらないよう十分に注意してください。

○ 不法就労
就労査証保持者以外は許可なく就労することはできません。不法就労が判明すると当局に拘束された後、強制退去処分になります。

○ 銃器
銃の所持については、許可制が採られています。ブルガリア人が犯罪の前歴を有する場合、銃の所持許可は得られません。これまでに日本人が巻き込まれた事件は発生していませんが、特に不法所持者による銃を使用した強盗事件等、凶悪犯罪が多発していますので、マフィアの関与があり得るいかがわしい場所や、危険な場所には近づかないようにしてください。

○ 賭博
公認カジノ、宝くじ、サッカー等のスポーツくじを除き、賭博は禁止されています。

○ 売春
ポルノショップは合法的に認められています。
売春防止法は制定されていませんが、保健省より、特に若者を中心としたエイズによる死亡例が報告されています。また、相手が未成年者(18歳未満)の場合、犯罪になります。

○ 不正両替
市内の主要な通りに面して正規の両替店がありますが、事前に看板などに記載された交換率(レート)をよく見て確認する等の注意が必要です。
例:1ユーロ=1.95レバ のところを
1ユーロ=1.195レバ 等と記載して視覚的に欺く等手口は巧妙です。

市内中心部、観光地やホテル・空港など公共の場に設置された両替店であっても、レートが不当に不利なケースが多く見られますので注意する必要があります。市の中心部や、観光地では、銀行で両替されることをおすすめします。ソフィア市内の住宅街など、観光客の少ない場所の両替所は、レートが比較的適切です。

両替直後にスリの被害に遭う可能性もありますので、両替の際は路上で現金の確認を行うような不用意な行動は避け、店内で行う方がよいでしょう。また、トラベラーズチェックも特定の銀行で現金化できますが、そのような銀行の数は限られており、換金率も悪いようです。

また、不正な両替を働くいわゆる路上両替商が散見されますので、不用意に応じないことが肝要です。

○ 交通事情
車を運転するときは、運転免許証、保険加入証書、車両登録証書、身分証明書を携行する必要があります。また、運転マナーは概して悪く、信号無視、割り込み、合図無しの車線変更、一方通行の逆走、ブレーキランプ等の整備不良、違法駐車車両などに注意する必要があります。

道路の保全状態は、決して良いとは言えず、路面の穴、石、砂利の散乱にも気をつけなければなりません。冬季は、朝夕と昼間との寒暖の差があり、路面が凍結する場合がありますが、ノーマルタイヤで走行している車も多く、とても危険です。

路面電車は道路中央部を走行しますので、停留所に停まっているのを確認したら、その後方で停車して乗客の乗り降りを待たなければなりません。

後続車からのヘッドライトのパッシングは、「道をあけてください」と言う意味です。

日本と同様に交通違反行為は処罰の対象となりますので、運転時には十分注意してください。

また、ソフィア市以外の道路を走行する場合、道路通行税(Vignett)を支払うことが必要です。具体的には、ソフィア市以外に車両で出る場合、最寄りのガソリンスタンドなどでVignettステッカーを購入し、車両のフロントガラスに貼付する必要があります。

3.緊急時の連絡先(担当者によっては英語が通じる場合もありますが、基本的にはブルガリア語で話さなければなりません。)
◎ 緊急電話(各種事案) TEL:112
◎ 警   察 TEL:166
◎ 救   急 TEL:150
◎ 交通事故 TEL:165
◎ 消   防 TEL:160
◎ 在ブルガリア日本国大使館 TEL:(359-2)971-2708 

(問い合わせ先)
・ 外務省海外安全相談センター
東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902

外務省海外安全ホームページ http://www.mofa.go.jp/anzen/