対ブルガリア支援
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日本政府は,ブルガリアにおける1989年の体制転換とその後の市場経済化に向けた努力,また,1990年7月にG24の支援対象国に含まれたことを踏まえ,ブルガリアに対する援助を本格化させました。日本の経済援助は有償資金協力,無償資金協力,技術協力を通じ,合計約900億円の経済協力を行いました。また,ブルガリアの優れた伝統や文化を守り,両国の文化交流を一層促進するために,音楽,演劇,文化財保護,スポーツなど文化全般にわたって各種の文化無償を実施してきました。こうした協力は,ブルガリアの民主化・市場経済化及びEU加盟に向けた努力を後押しするとともに,両国間関係の発展にも寄与してきました。
2007年,ブルガリアがEU加盟を果たしたことにより,ブルガリアは被援助国から援助国となることが求められる立場になったことから,2008年末までにJICA事務所が閉鎖されて技術協力が終了となり,また,草の根・人間の安全保障資金協力についても2010年度をもって修了となりました。現在は,1999年に行われたノン・プロジェクト無償資金協力援助の見返り資金を活用したプロジェクトがブルガリア政府によって行われているのみとなっています。
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写真:ブルガリア大統領府 |