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25.11.2013

第24回日本文化月間

「書」展示会・デモンストレーション

第24回日本文化月間の一環として、13日にパブリケニ市において芸術家西浦喜八郎氏による、「書」デモンストレーション、14日にルセ市において同氏による「書」展示会のオープニングにてデモンストレーションが開催され、計150名が来場しました。

パブリケニでは、11月1日より15日まで、同市歴史博物館でアマテラス基金主催の「伝統と現代」展を開催しており、そのクロージングセレモニーの機会に、マノロフ・パブリケニ市長のご列席のもと、西浦氏がデモンストレーションを披露されました。

冒頭挨拶で、小泉大使は、本デモンストレーションを通じ一人でも多くのブルガリアの方々が、西浦氏の作品に触れ、また同氏の世界観を感じ取り、そして我が国が誇る文化である「書」への理解を深めていただければ幸甚である旨述べました。

ルセの展示会では、西浦氏のフリスト・ボテフやペイオ・ヤヴロフ等ブルガリアを代表する詩人・作家の作品の一節を金の屏風に描いた作品をはじめ約30点の作品が展示されています。オープニング当日には、ナコフ・ルセ副市長が列席した他、文化人をはじめ多くの来場者が訪れました。

両市におけるデモンストレーションでは、「對月傾芳尊」(良い月に対して良い酒を傾けるの意)の文を隷書体と草書体という二種類の書体で披露いただき、来場者は、同じ文字でも表現したい内容によって書体を変えることで、印象をがらりと変えることができるという「書」の奥深さを体験しました。

西浦喜八郎氏は、日ブルガリア協会理事として長年に亘り日ブルガリア間の相互理解や友好関係進展にご尽力されてきましたが,同時に香道や華道、書道,茶道と大変多才な芸術家として日本国内のみならず世界各地で活躍されています。ブルガリアでも数回に亘り「書」展示会・デモンストレーションを行われ、大きな反響を呼んでおり、今年はパブリケニ市及びルセ市にて展示会及びデモンストレーションを開催することとなりました。

なお、ルセ市での展示会は11月30日まで行われています 。