
第25回日本文化月間尺八と弦楽器四重奏コンサート開催
11月28日、ブルガリアホールにて、第25回日本文化月間の一環として尺八と弦楽器四重奏コンサートが行われました。本コンサートは、国際的に活躍する尺八演奏家入江要介氏と当地随一のクラッシック・カルテットであるソフィア・カルテットの共演によって、日本とブルガリアの友情のハーモニーをお届けするというコンセプトのもと、実現に到りました。
尺八は、自然の竹から生まれた、素朴で繊細な日本古来の楽器です。「誰もが聞きやすい尺八」をポリシーとした入江氏の幻想的な演奏はこれまで世界各国の多くの人の心を魅了してきました。第一部の尺八ソロパートでは、尺八古典音楽、日本の名曲、入江氏のオリジナル曲を、第二部ではソフィア・カルテットによるモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」等をお楽しみいただきました。最後の第三部では、入江氏とソフィア・カルテットの共演により、入江氏作曲「世界樹」やブルガリアの楽曲である「白き静寂」「美しき森よ」がブルガリアの楽曲を披露され、尺八と弦楽器が織りなす美しいハーモニーに、感動の声が多く寄せられました。
小泉大使は冒頭挨拶にて、今後も音楽分野をはじめとする様々な分野における日本とブルガリアの交流が益々盛んになることを願う旨述べました。
また、翌29日には、キュスティンディル市の「巨匠ヴラディミル・ディミトロフ」美術館にて、尺八のソロリサイタルが行われました。尺八の幻想的な音色が観客を魅了したのはもちろん、曲の合間の尺八の解説や質疑応答によって、キュスティンディル市民の皆様の尺八に対する理解や関心が深まる行事となりました。
![]() |
![]() |
尺八演奏家入江氏とソフィア・カルテット共演 |
ソフィア市会場の様子 |
![]() |
![]() |
キュスティンディル市でのソロ公演 |
キュスティンディル市会場の様子 |