
16.12.2014
第25回日本文化月間押し花展示会開催
11月23日、ブルガリアホール第一バルコニーホワイエにて、第25回日本文化月間の一環として押し花展示会のオープニングが行われました。
現在東洋を問わず愛されている押し花は、西洋では16世紀にイタリアの生物学者が標本として押し花を残していたとされ、19世紀には英国ビクトリア女王も王花を愛好していたと言われています。他方、日本では古くは9世紀頃から押し花がつくられたとされていますが、当時は鑑賞するというよりは、一つの生活習慣として良いことがあるようにと願いながら衣類に挟んだりしていました。その後16世紀になって押し花を作り、見て楽しむようになったと言われています。日本は湿気の多い国で押し花が作りづらく、その分高度な技術が発展してきました。
展示会の作者であるヴァレンティナ・ガネヴァ-シュトレヴァ氏は、新体操ブルガリア国代表選手として活躍され、その後長年にわたり日本でトレーナーをつとめられています。同氏は日本で押し花に出会い創作を始めました。同氏の作品は全て日本で採取された花、こけや草木が使用され、自然の風景、名所などが美しく表現されています。
小泉大使はオープニングにて、この展示会を機に、ご来場の皆様が日本文化に対する理解を深められ、日本とブルガリアの相互理解が一層深まることを期待している旨述べました。
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小泉大使による挨拶 |
展示作品 |