新型インフルエンザ情報
1.メキシコでは、豚インフルエンザと確認された死亡者が20人、豚インフルエンザと疑われる死亡者も合わせると149人の死亡者が発生し、また、米国、カナダをはじめ多くの国で、メキシコから帰国した渡航者に豚インフルエンザの感染例がみられています。
2. 外務省は28日、緊急対策本部を設置するとともに、 メキシコについて感染症危険情報を発出し、メキシコへの渡航者向けに「不要不急の渡航は延期してください。」と呼びかけています(外務省は同日よりメキシコ人に対して一時的に査証免除措置を停止する予定。)。 同危険情報については、外務省海外安全ホームページをご覧ください。
また、外務省では26日より豚インフルエンザに関する電話相談窓口を開設しておりますのでお知らせいたします(TEL:03-5501-8000 内線:4625、4627、4629)。
3.世界保健機構(WHO)は、27日新型インフルエンザの発生段階について、フェーズ4を発出しました。 新型インフルエンザについて新聞・テレビ等を通じ情報の入手に努め、事態の推移を注視してください。今後、当館でも関連情報を随時メール配信及び、当館ホームページにてお知らせいたしますので御確認願います。
4.29日正午現在、ブルガリアにおいて豚インフルエンザの感染が疑われる事例は報告されていません。
5. 感染が確認された又は疑いがある旨政府当局またはWHOが発表した国は以下の通り(6カ国)です。メキシコを除き、各国とも死亡者はありません。
メキシコ
感染者数 26人(うち 7人死亡)(4/27 WHO発表)
感染疑い者数 1,995人(うち149人死亡)(4/27 メキシコ政府発表)
米国
感染者数 41人 (4/27 WHO発表)
感染者数 64人(4/27 CDC(米国疾病管理予防センター)発表)
カナダ
感染者数 6人(4/27 WHO発表)
スペイン
感染者数 1人(4/27 WHO発表)
感染疑い患者 20人(4/27 スペイン保健・社会政策省)
英国
感染者数 2人(4/27 英国保健省)
感染疑い者数 25人(4/27 英国保健省)
フランス
感染疑い者数 4人(4/26 フランス保健省)
その他、4月28日現在、感染疑いがある国・地域は以下のとおり(18ヶ国・地域)です。
タイ、韓国、香港、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、イタリア、スイス、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フランス、ベルギー、イスラエル、アルゼンチン、グアテマラ、コロンビア、ブラジル、ペルー
6.新型インフルエンザとは、動物のインフルエンザウイルスがヒトの体内で増えることができるように変化し、継続的にヒトからヒトの感染がみられるようになったもので、このウイルスが感染して起こる疾患を新型インフルエンザといいます。
今般、メキシコや米国等で感染が確認された豚インフルエンザ(H1N1亜型)は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する法律」第6条7号に規定する新型インフルエンザ等感染症に位置づけられたところです。
7.豚インフルエンザがヒトに感染した場合、発熱、倦怠感、食欲不振、咳など、通常のインフルエンザ症状があらわれます。また、鼻水、咽頭痛、吐気、嘔吐や下痢などの症状を訴える患者もいます。
8.感染防止策
下記の点に留意し、感染防止に努めてください。
(1)十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。
(2)外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐため、マスクを着用する。
(3)積極的に手洗いやうがいを行う。
(4)ウイルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目などの粘膜部分に手で触れない。
(5)発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、現地の医療機関を受診する。
(問い合わせ先)
○外務省豚インフルエンザ相談窓口
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)4625、4627、4629
○外務省領事局海外邦人安全課
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)5140
○外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/
(携帯版)http://www.anzen.mofa.go.jp/i/
(関連ホームページ)
○厚生労働省ホームページ(新型インフルエンザ対策関連情報)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○世界保健機関(WHO)ホームページ(豚インフルエンザ関連)
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/ (英語)
○農林水産省ホームページ(新型インフルエンザ関連情報)
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/buta.html