
26日、中津川参事官は、ブルガリア北西部、ロマン町を訪問し、同町所在の肺病長期治療専門病院に対する医療機材整備案件の供与式に出席しました。同供与式は、ミテフ同病院長、マリノフ・ロマン町長、同病院医師、プレス関係者等の出席を得て開催されました。肺病は気管支などの器官にも悪影響を及ぼし、合併症を引き起こす可能性もあるため、早期診断が不可欠ですが、同病院では、かつて、診断器具が不足しており、肺病の発見が遅れるなど非常に大きな問題を抱えていました。しかし、今般、日本政府より供与された合計37,000ユーロ余りの資金にて同病院が超音波診断器具を購入・整備したことで、患者の皆さんに対して有効な治療法及び確実な医療サービスを提供できるようになりました。
●案件概要:ブルガリア北西部ロマン町肺病長期治療専門病院に対し、超音波診断器具を購入するプロジェクトに対して資金協力を行うもの。 |
その後、バルダルスキ・ゲラン村に移動し、草の根無償で改修された同村の孤児院の供与式に出席しました。同供与式はゲオルギエヴァ同孤児院長、スパソヴァ同村長、ヴァシレフ・ブヤラ・スラティナ市長、同孤児院児童、プレス関係者等の出席を得て開催されました。今般、日本政府により供与された約50,000ユーロの資金にて改修され、老朽化が目立っていた同孤児院が生まれ変わり、児童が衛生的で安全な居住環境を享受できるようになりました。
各供与式では、被供与団体代表の他、参加した各自治体の首長からも、日本からの支援に対して謝辞が繰り返されました。
●案件概要:ブルガリア北西部バルダルスキ・ゲラン村孤児院に対し、同孤児院の既存の建物の改修のための資金協力を行うもの。 |

