
20.12.2008
日本政府はブルガリア政府と協議を重ねて参りましたが、11月7日、竹田恆治特命全権大使とイヴァイロ・カルフィン副首相兼外相との間で本件プログラムに関する交換公文が正式に署名されました。折しも2009年、日・ブルガリア関係は外交関係再開から50周年を迎えます。EU加盟を遂げたブルガリアとの新たな二国間関係を象徴する様な本プログラムを通じて、来年の1月から2年間の任期で、7名のボランティアがブルガリアに派遣されます。本プログラムによりブルガリアにおける日本理解者が育成され、日本とブルガリアとの間の友好関係の基盤が益々強化されることが期待されます。
ブルガリアなど中・東欧へ派遣される「日本文化発信プログラム」ボランティアによる中曽根外務大臣表敬
12月15日(月)、日本文化発信プログラムの下で来年1月下旬にブルガリアをはじめとする中・東欧4か国(ポーランド、ルーマニア、ブルガリア及びハンガリー)に派遣されるボランティア26名が中曽根外務大臣を表敬しました。 このプログラムは、世界的なポップカルチャーの人気の高まりという気運を背景に日本文化や日本語に対する諸外国の関心が高まっていることを受け、我が国よりも日本語を含む日本文化の海外における普及を積極的に支援すべきとの海外交流審議会の提言等を受けて開始されることとなったものです。
ブルガリアでも日本文化に対する関心は年々高まっています。特に日本語教育の場面では、過去3年間で学習者が約3倍に増加するなど飛躍的な拡大を遂げています。これを支えてきたのが青年海外協力隊をはじめとするボランティアの日本人日本語教員でした。しかし、ブルガリアのEU加盟を受け青年海外協力隊は当国から撤退することとなり、拡大した日本語学習局面を如何に支えるかが急務の課題となっていました。
