
竹田日本大使が、草の根無償資金協力プロジェクトの引渡式に出席するため ヴァルナ市眼科専門病院を訪問しました
2009年2月2日、竹田恆治・日本大使は、ヴァルナ市眼科専門病院において草の根無償資金協力プロジェクトにて整備された診療器具の引渡式に出席しました。ヴァルナ眼科専門病院のドラガノフ医院長の他、ヨルダノフ・ヴァルナ市長なども出席しました。
日本政府は、1998年よりブルガリアにおいて、草の根・人間の安全保障無償資金協力によるプロジェクトを実施してきており、10年を超える実施期間における供与実績総額は約220万ユーロを超えています。主な被供与団体は、地方自治体、病院、幼稚園を含む教育機関、孤児院などを含む社会福祉機関など計68件に及び、医療・保健、教育、社会福祉環境の改善や地元のイニシアティブによるプロジェクトに対し支援してきました。
本件プロジェクトもまたブルガリアの医療・保健分野に対する貢献となっています。2008年8月、日本大使とヴァルナ市眼科専門病院医院長との間で締結された贈与契約書に則り、日本政府は同病院にデジタル眼底カメラを整備するための無償資金約3万ユーロを供与し、今般、整備を祝して引渡式の開催に至ったものです。本件プロジェクトを通じ、網膜剥離などの眼底疾患の正確な診断が可能となり、同病院が地域の基幹病院としての機能が更に向上することが期待されています。
本件引渡式において、竹田大使は、「昨日、ヴァルナ国際会議場ホールにて、日本・ブルガリア外交関係再開50周年関連事業のオープニングとして邦楽公演を実施しましたが、この記念すべき年に、本件プロジェクトの供与式を実施できることは大変意義深いことと思います」と挨拶しました。