
09.09.2009
平成21年度一般文化無償協力「国立美術ギャラリー修復室機材及び視聴覚機材整備計画」署名式の開催
9月7日(月)にブルガリア外務省に於いて、竹田大使とルミヤナ・ジェレヴァ外務大臣との間で、国立美術ギャラリーに対し、約46,500,000円(約345,000ユーロ)相当の修復室機材及び視聴覚機材を供与するプロジェクトの交換公文の署名式が行われました。
国立美術ギャラリーは主にブルガリア美術を収容する国内最大のギャラリーであり、年間入場者数は6~8万人。所蔵品は19世紀後半の作品を中心に6万点を越えるとされています。アレクサンダル・ネフスキー寺院に付属する価値高いイコン博物館も同ギャラリーの所有です。しかしこうした貴重な美術品の修復機材、また美術館所蔵品をアーカイブ化するための機材、そして来館者への啓蒙活動に供する視聴覚機材等が不足しており、これに対する支援がこの度日本政府まで寄せられていました。
今回の機材供与により、国立美術ギャラリーの所蔵品の価値がより一層発揮され、ブルガリア美術の真髄が国内外に更に効果的に伝えられると期待されています。
尚、交換公文署名の翌8日には国立美術館において、ダナイロフ館長と東海林JICAフランス事務所次長との間で早速贈与契約(G/A)が署名され、案件が具体的に開始しました。