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17.09.2009

平成21年度草の根文化無償資金協力「プロヴディフ市歴史博物館展示室整備計画」贈与契約署名式

 9月17日午前、ブルガリア復興期博物館(ゲオルギアディ邸)にてステファン・シヴァチェフ・プロヴディフ市歴史博物館長と竹田恒治日本国大使との間で平成21年度草の根文化無償資金協力「プロヴディフ市歴史博物館展示室整備計画」に関する贈与契約の署名式が行われました。草の根文化無償資金協力は、日本政府がブルガリアの地方自治体、地方の教育文化機関、NGO等に対して文化の振興や日本語・日本文化教育への支援を目指し資金供与を行うものであり、2000年に開始され、これまでに計9件が実施されてきました。
プロヴディフ市歴史博物館には日本人形の常設展設置のために最高額で資金1万8,368ユーロが供与されます。プロヴディフ市歴史博物館ではJICA/JOCVの技術協力の一環で1999年よりコンピュータ技術や博物館学の専門家4名が活動してきました。この内の1名がこのプロヴディフに日本人形を紹介しようとイニシャティブをとり総額3万ドルの日本人形セットが日本から寄贈されたことが、今回の案件に繋がりました。約150体からなる日本人形や着物、日本玩具のセットを市民の方にいつでも触れて頂ける様常設展としたいとの希望が博物館側より寄せられ、この度日本政府としてもこれを支援することと決定しました。
プロヴディフ市と日本とは深い繋がりがあります。プロヴディフ市は日本の岡山市と両国間で唯一の姉妹都市協定を結び、1972年から長い交流を続けています。またこの歴史保存地区に対して日本はユネスコ日本信託基金を通じ100万ドルの支援を行っており、このゲオルギアディ邸も同基金で保存修復が行われた7家屋の内の一つです。またゲオルギアディ邸に対して我が国は、同じ草の根文化無償資金協力により老朽化していた展示ガラスケースの刷新も援助しており、この秋にも据え付けが完了する予定です。

この度署名される贈与契約によって、プロヴディフ市歴史博物館の所蔵する日本人形コレクションがより多くのブルガリア市民の目に触れ、日本文化に親しむことを通じて異文化理解の促進や文化生活の多様化に貢献することが期待されます。