
第2回望星賞(ぼうせいしょう)授賞式
12月22日、竹田大使はブルガリア商工会議所にて行われた第2回望星賞授賞式に出席しました。
望星賞とは、品質管理等に優れた企業を表彰するもので、国立ソフィア総合経済大学付属大学院(IPS)に対してビジネス人材育成センター設立・運営強化のための支援を行った「JICAビジネス人材育成センタープロジェクト」のフォローアップとして、また、ブルガリア側の自助努力の一環として、IPS、当地東海大学同窓会及びブルガリア商工会議所の三者が連携して設立されたものです。
今回受賞したアシスト社は、業務用・車庫用各種自動ドアの製造を手がけ、(財)海外技術者研修協会(AOTS)の帰国研修員でもある女性社長の下、しっかりとしたビジョンを持ち、顧客満足を追求している企業であるとの点が評価されました。
また、同社のユニークな取組として、競合他社が契約を全うできないようなケースに際し、救いの手を差し伸べる「救済プロジェクト」事業を行っていることがあげられます。このように短期的な利益ではなく、長期的視野に立って高品質、顧客満足、従業員教育に取り組んでいる点も高く評価されました。
竹田大使は授賞式におけるあいさつで、日本とブルガリアがODAを通じた関係から対等な戦略的パートナーへと変化しつつあること、今回のアシスト社のような企業がますます活躍することによって、両国間の経済交流が更に活発になることを期待するとともに、日本政府としても積極的に支援していく旨述べました。
本授賞式にはトライコフ経済・エネルギー・観光大臣も出席し、トライコフ大臣からも受賞会社のドブレバ社長に対して賛辞が述べられました。