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20.12.2010

草の根・人間の安全保障無償資金協力

「ペルニック市ヴァシル・レフスキ小・中学校エネルギー効率向上計画」供与式

12月6日、伊藤大使はペルニック市のヴァシル・レフスキ小・中学校を訪問し、日本政府が供与した59,568ユーロを原資に実施されていたエネルギー効率向上プロジェクトの供与式に出席しました。供与式は、ナイデノフ国民議会議員、ペトロフ・ペルニック州知事、ヤナキエヴァ・ペルニック市長をはじめとする多くの関係者出席の下で行われました。

2010年2月10日に竹田大使(当時)とトロヤノフ校長との間で署名した本プロジェクトは、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」事業の一つですが、1998年にブルガリアにおいて開始された本事業は累計79プロジェクトを数え、総額で約300万ユーロが拠出されています。

ペルニック市ヴァシル・レフスキ小・中学校では、従来軽油を燃料とした集中暖房を使用していましたが、十分な暖房効果が得られていませんでした。また、老朽化した校舎の窓枠からは暖気が逃げるなど、エネルギー効率が悪く、暖房経費が学校の予算を圧迫している状態でした。

そこで、ペルニック市ヴァシル・レフスキ小・中学校からの要望を受けた日本大使館が草の根・人間の安全保障無償資金協力の枠組みを活用し、校舎内に個別空調を整備し、窓枠を刷新することでエネルギー効率を向上させるプロジェクトへの協力を行うこととなりました。同プロジェクトと同時期に、地元のペルニック市が別途校舎外壁の断熱工事を実施したことで、互いのプロジェクトが相乗効果を生み、当初計画していた65%の暖房費削減をさらに上回る成果を生んでいます。

伊藤大使は供与式におけるあいさつで、すばらしい成果を生んだこのプロジェクトに参加したすべての人々に敬意を表するとともに、今回のプロジェクトが日本とブルガリアの架け橋として二国間関係の更なる発展につながることを切に希望する旨述べました。

 

メディアの取材を受ける伊藤大使
一緒にODAステッカーを取り付けるトロヤノフ校長と伊藤大使
多くの参加者で盛大に行われた供与式