
09.04.2010
草の根・人間の安全保障無償資金協力
「キュステンディル市孤児院生活環境改善計画」供与式
3月31日、竹田大使はキュステンディル市のヒサルラカ孤児院を訪問し、日本政府が供与した40,487ユーロを原資に実施されていた同施設の改修プロジェクトの供与式に出席しました。
2008年12月18日に竹田大使とパウノフ・キュステンディル市長との間で署名した本プロジェクトは、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」事業の一つですが、1998年にブルガリアにおいて開始された本事業は累計76プロジェクトを数え、総額で約300万ユーロが拠出されています。
キュステンディル市孤児院生活環境改善計画では、同施設に生活する0歳から7歳までの孤児が安心して生活を送れる環境を提供するため、施設の改修(窓枠、床張替、衛生施設、暖房設備など)を実施しました。
竹田大使は供与式におけるあいさつで、国を問わず孤児の安全と福祉を確保することは極めて重要な社会的責任であり、日々孤児院で尽力されている関係者の皆様に敬意を表するとともに、本施設で生活する児童が今後の困難を乗り越え立派な社会人として成長することを願っている旨述べました。
また、本プロジェクトが日本とブルガリアの「心と心」の架け橋として二国間関係の更なる発展につながることを切に希望する旨述べました。
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児童の歓迎を受ける竹田大使 |
改修後の施設を視察する竹田大使と パウノフ市長 |