
草の根・人間の安全保障無償資金協力
「ソフィア第一総合病院診療器具整備計画」供与式
6月22日、竹田大使はソフィア市内のソフィア第一総合病院を訪問し、日本政府が供与した36,289ユーロを原資に実施されていた診療器具整備計画プロジェクトの供与式に出席しました。供与式にはファンダコヴァ・ソフィア市長、エレンコヴァ・ソフィア市議会保健委員長、ニコロフスキ国民会議議員など多くの関係者が出席しました。
2010年2月10日に竹田大使とディミトロフ院長との間で署名した本プロジェクトは、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」事業の一つですが、1998年にブルガリアにおいて開始された本事業は累計76プロジェクトを数え、総額で約300万ユーロが拠出されています。
ソフィア第一総合病院診療器具整備計画では、ブルガリアで最大規模の同病院の泌尿器科に泌尿器結石粉砕器を整備しました。これにより、従来患部を直接切開するなど患者に大きな負担がかかっていた泌尿器結石の治療が超音波による治療になるなど、大幅に改善されることとなります。
竹田大使は供与式におけるあいさつで、日本政府が今回の支援により、ブルガリア各地において泌尿器結石で苦しんでおられる多くのブルガリア国民の皆様に大いに貢献できると確信していることを述べるとともに、本プロジェクトが日本とブルガリアの「心と心」の架け橋として二国間関係の更なる発展につながることを切に希望する旨述べました。
なお、来賓として出席したファンダコヴァ・ソフィア市長はあいさつの中で、日本政府によるソフィア市民に対する度重なる支援に対して謝意を示すとともに、今般、竹田大使を「ソフィア名誉市民」として表彰することを正式に発表しました。
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供与式の様子(左から竹田大使、ディミトロフ病院長、ファンダコヴァ・ソフィア市長) |
プロジェクトで整備された診療器具 |