
日本経団連訪中・東欧ミッションの来訪
7月22日-24日、横山、小林両共同団長が率いる日本経団連訪中・東欧ミッション(31名)がソフィアに来訪し、政府要人、ブルガリア経済団体と意見交換を実施しました。
経団連ミッションが当地を訪問されるのは2005年以来5年ぶりですが、今次ミッションの主な目的は、日本・EU間で協議を進めている日・EU経済統合(EIA)の締結への支持要請及び2007年のEU加盟後、着実な経済成長をとげ、EU諸国への生産拠点として、かつ、ロシア・CIS諸国へのアクセス拠点として注目の高いブルガリアとの経済関係強化の可能性を探ることです。
今次ミッションは、竹田大使とともにパルヴァノフ大統領、ボリソフ首相、トライコフ経済・エネルギー・観光大臣及びカラジョバ環境・水大臣等の政府要人を表敬訪問しました。その際、ブルガリア政府側から、これまでの日本のODAを中心とした経済・文化支援に対する謝意表明がなされるとともに、今後の二国間の経済関係の発展に政府としても力を注ぎたいとの発言がありました。
同ミッション側からはブルガリア経済の今後の見通し、投資環境等についての照会がなされ、これに対しトライコフ経済・エネルギー・観光大臣から、政府は経済回復のためにより一層投資環境の整備に力を入れる方針であり、所得税と法人税がともに10%という、EU加盟国の中で最も低い税率を導入し、また、カレンシーボード制のもと為替リスクが低いので、ブルガリアは投資先として魅力があるとの説明がなされました。
また、ブルガリア商工会議所(BCCI)やブルガリア経営者・産業家連合会(KRIB)を中心としたブルガリア経済団体との意見交換会が実施され、企業実務者同士のより具体的な質疑応答が行われ、ブルガリアのビジネス環境に対する理解が深まりました。
今次ミッションの来訪を契機に、日本・ブルガリア間の経済交流が更なる発展を遂げることが期待されます。
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パルヴァノフ大統領との記念撮影
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ボリソフ首相表敬
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トライコフ経済・エネルギー・観光大臣とのワーキングランチ
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BCCI及びKRIB等との意見交換会 |