16.06.2011
草の根・人間の安全保障無償資金協力
｢ソフィア市エルヒッツァ幼稚園施設改修計画」供与式
５月２６日、伊藤大使はソフィア市内の第５９エルヒッツァ幼稚園を訪問し、日本政府が供与した３５，２３７ユーロを原資に実施されていた施設改修プロジェクトの供与式に出席しました。
２０１０年１１月２５日に伊藤大使とコツェヴァ園長との間で署名した本プロジェクトは、｢草の根・人間の安全保障無償資金協力｣事業の一つですが、１９９８年にブルガリアにおいて開始された本事業は累計８２プロジェクトを数え、総額で約３３０万ユーロが拠出されています。
ソフィア市エルヒッツァ幼稚園は、障害児専門クラスを２つ設置するなど、ブルガリアにおいて、障害児教育に最も積極的に取り組む幼稚園の一つですが、障害児教育のための施設は老朽化により園児に危険が伴うため、使用を停止している状況でした。
そこで、ソフィア市エルヒッツァ幼稚園からの要望を受けた日本大使館が草の根・人間の安全保障無償資金協力の枠組みを活用し、幼稚園内の屋内運動室と屋内小型プールの改修を行うことで、障害園児の教育環境を改善し、十分なリハビリ運動を行えるようにするプロジェクトに協力することとなりました。
伊藤大使は供与式におけるあいさつで、すばらしい成果を生んだこのプロジェクトに参加したすべての人々に敬意を表するとともに、今回のプロジェクトが日本とブルガリアの架け橋として二国間関係の更なる発展につながることを切に希望する旨述べました。
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真新しくなった屋内運動室 |
コツェヴァ園長から記念品を授与される伊藤大使 |
真新しくなった屋内小型プール |