
草の根・人間の安全保障無償資金協力
「ディミトロフグラッド市テニョ・ストイロフ幼稚園施設改修計画」供与式
9月21日、伊藤大使はブルガリア南部ハスコヴォ州ディミトロフグラッド市メルチレリ町のテニョ・ストイロフ幼稚園を訪問し、日本政府が供与した35,319ユーロを原資に実施されていた施設改修プロジェクトの供与式に出席しました。
2011年3月11日に伊藤大使とディミトロフ市長との間で署名した本プロジェクトは、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」事業の一つですが、1998年にブルガリアにおいて開始された本事業は累計82プロジェクトを数え、総額で約330万ユーロが拠出されています。
ディミトロフグラッド市テニョ・ストイロフ幼稚園は、メルチレリ町で唯一の幼稚園として、園児への教育に積極的に取り組む幼稚園ですが、施設の老朽化により雨漏りが多く発生することにより、施設内で頻繁に漏電が起きるなど、園児が教育を受けるに際して深刻な危険があることが懸念されていました。
そこで、幼稚園を管理するディミトロフグラッド市からの要望を受けた日本大使館が草の根・人間の安全保障無償資金協力の枠組みを活用し、幼稚園施設の全面的な改修(建物屋根及び上下水道管の改修、電気系統の再整備等)を行うプロジェクトに協力することとなりました。
伊藤大使は供与式におけるあいさつで、すばらしい成果を生んだこのプロジェクトに参加したすべての人々に敬意を表するとともに、今回のプロジェクトが日本とブルガリアの架け橋として二国間関係の更なる発展につながることを切に希望する旨述べました。
![]() |
![]() |
![]() |
多くの市民も参加した供与式 |
伊藤大使による桜の記念植樹 |
施設改修により新たに電気が使えるようになった保健室 |