
22.11.2011
草の根・人間の安全保障無償資金協力
「ヤコルダ市聖キリル・メトディアス総合学校施設改修計画」供与式
11月17日、杉浦参事官はブラゴエフグラド州ヤコルダ市の聖キリル・メトディアス総合学校を訪問し、日本政府が供与した59,808ユーロを原資に実施されていた施設改修プロジェクトの供与式に出席しました。式典はカフェノフ・ヤコルダ市長、ハジツェノフ校長のほか、多くの関係者の出席のもとで行われました。
2010年3月17日に竹田大使(当時)とハジレオルギエヴァ校長(当時)との間で署名した本プロジェクトは、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」事業の一つですが、1998年にブルガリアにおいて開始された本事業は累計82プロジェクトを数え、総額で約380万ユーロが拠出されています。
ヤコルダ市聖キリル・メトディアス総合学校は、長い伝統を有するヤコルダ市街地で唯一の学校として、児童・生徒への教育に積極的に取り組んできましたが、校舎は非常に老朽化しており、電気配線からの漏電や、劣悪な環境の衛生施設が、同校で学ぶ児童・生徒への健康被害につながることが懸念されていました。
そこで、聖キリル・メトディアス総合学校からの要望を受けた日本大使館が草の根・人間の安全保障無償資金協力の枠組みを活用し、学校の施設改修プロジェクトに協力することとなりました。
杉浦参事官は供与式におけるあいさつで、本格的な改修工事により同校で学ぶ児童・生徒が安心して快適な環境で学習できるようになったことを祝福し、プロジェクトに参加したすべての人々に敬意を表するとともに、今回のプロジェクトが日本とブルガリアの架け橋として二国間関係の更なる発展につながることを切に希望する旨述べました。
大勢の生徒による歓迎 |
校内に作られたプロジェクトの記念プレート |
真新しくなった衛生施設 |