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30.11.2011

草の根・人間の安全保障無償資金協力

「ラズログ市総合病院X線機器整備計画」供与式

11月24日,伊藤大使はブルガリア南西部ブラゴエフグラド州ラズログ市のラズログ市総合病院を訪問し,日本政府が供与した74,500ユーロを原資に実施されていたX線機器整備プロジェクトの供与式に出席しました。

2010年11月25日に伊藤大使とヴェレフ病院長との間で署名した本プロジェクトは,「草の根・人間の安全保障無償資金協力」事業の一つですが,1998年にブルガリアにおいて開始された本事業は,2011年3月にブルガリアでの事業が終了するまでに累計82プロジェクトを数え,総額で約4億円(約350万ユーロ)が拠出されてきました。今回のラズログ市総合病院における供与式をもって,ブルガリアにおけるすべての「草の根・人間の安全保障無償資金協力」事業が実施を完了したこととなります。

ラズログ市総合病院は,ラズログ市のみならず,周辺のバンスコ市,ベリッツァ市,ヤコルダ市の市民が幅広く利用する地域の中核病院ですが,病状の初期診断に不可欠なX線機器が老朽化により頻繁に故障し,患者の診断ができない事態が頻繁に発生していました。

そこで,ラズログ市総合病院からの要望を受けた日本大使館が「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の枠組みを活用し,新規X線機器の整備プロジェクトに協力することとなりました。このプロジェクトには日本政府の支援に加え,ラズログ市総合病院,ラズログ市,バンスコ市,ベリッツァ市,ヤコルダ市がそれぞれ資金を拠出しています。

伊藤大使は供与式におけるあいさつで,すばらしい成果を生んだこのプロジェクトに参加したすべての人々に敬意を表するとともに,今回のプロジェクトが日本とブルガリアの架け橋として二国間関係の更なる発展につながることを切に希望する旨述べました。


新規X線機器導入を祝うブルガリア正教の儀式
整備されたX線機器(本体)
整備されたX線機器(操作パネル)