
東日本大震災被災地生徒のブルガリア訪問
5月27日から6月3日,ブルガリア外務省の招待により昨年の東日本大震災の被災地である宮城県東松島市の中学生14名,高校生2名(及び引率者4名)がブルガリアを訪問されました。
一行はソフィア空港に到着後ミルコヴォ村,ベログラドチック村等に移動し,奇岩といわれる景観で有名なベログラドチック等の自然の視察やブルガリア人青少年との交流を行いました。
ソフィアでは伊藤誠在ブルガリア日本大使主催歓迎会において,イヴァノフ日・ブルガリア友好議員連盟会長,ミハイロヴァ友好議員連盟副会長(国民議会副議長),オルベツォフ・外務省アメリカ・アジア・豪州・大洋州局長等外務省関係者,支援企業関係者,グリゴロフ・ブルガリア赤十字社総裁,ソフィア市第18総合学校校長等関係者,元駐日大使等日本友の会関係者等との交流が行われました。伊藤大使は挨拶の中で被災者の方へのお見舞いと,今次招待プロジェクトのアレンジに協力した関係者への謝意を述べるとともに,今回被災地の生徒たちをブルガリアに招き,息の長い支援を続けていることは,被災地の人々にとって本当に温かいメッセージを与えてくれるものと思う旨述べ,未来を担う中高校生のブルガリアとの交流が将来の日本とブルガリアとの更なる友好関係につながることを期待する旨述べました。また,一行を代表し高橋裕子鳴瀬第二中学校長は,東松島市の被災の状況について説明するとともに,今回の訪問団はブルガリアの民主国家樹立に向けた闘争の歴史を実感するとともに自然を堪能することができた,ブルガリアの皆さんの温かい心に触れ感激している旨述べました。また,一行生徒は感謝の意を込め唱歌「ふるさと」を合唱しました。
一行はその後ツァチェヴァ国民議会議長を表敬訪問,ツァチェヴァ議長は一行を本会議場に案内した後,議会内の議員クラブにおいて国立音楽学校の生徒たちによる民族音楽の披露と民族楽器の手ほどきが行われ,ツァチェヴァ議長が率先して太鼓を叩き,その後一行生徒たちも交替で楽器の演奏に挑戦しました。
そのほか一行はソフィア第18総合学校を訪問し,交流プログラムの他,同学校で日本語を学習中の生徒宅にて2泊3日のホームステイを体験しました。6月3日朝,一行は名残を惜しみながら元気にソフィア空港を後にしました。
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