
第23回日本文化月間オープニング事業
歌舞伎公演「女形ができるまで」
第23回日本文化月間のオープニング事業として,10月5日から8日の間,ソフィア市,ヴェリコ・タルノヴォ市及びルセ市にて,歌舞伎公演「女形ができるまで」を行いました。 3都市で計4度行われた公演には,多くの市民や日本文化関係者,日本語学習者が計約700名程度訪れ,様々な質問をする等,高い関心が示されました。
歌舞伎は,日本において今でも国民から大変親しまれている伝統芸能のひとつです。歌舞伎は約400年前に生まれた日本固有の演劇で重要無形文化財かつユネスコ無形文化遺産にも指定され、私たちが誇るべき代表的日本文化のひとつとして、世界にも知られるようになりました。歌舞伎が歴史的な経緯から女性役を含めてすべての役を男性が演じますが,この女形を演じる俳優のことを「女形」といい,その美しい立ち振る舞いには昔から多くの人が魅力されてきました。今回の事業では,歌舞伎女形の俳優である尾上梅之助氏を招待し,女形ができるまでの化粧やカツラ等の装着を対話形式で紹介するとともに,代表的な歌舞伎女形の舞を披露し,観客を楽しませました。
冒頭挨拶の中で,伊藤大使は,歌舞伎の一部ではあるが,その魅力を味わって頂ければ,そして今回の行事を通じて,日本の伝統文化に表される日本人の心に対する理解を深め,日本について更なる関心をもって頂ければ嬉しいと述べました。
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