
第23回日本文化月間
市民防災セミナーの開催について
11月20日及び21日,第23回日本文化月間の一環として,首都ソフィア市(21日)とソフィア市近郊のペルニック市(20日)において「市民防災セミナー」が,当館とソフィア市,ペルニック市及びブルガリアJICA研修生同窓会の共催で開催されました。
ブルガリアでは,本年5月にペルニック市を震源とする大規模な地震が発生し,震源地のペルニック市のみならず,ソフィア市においても建物損壊等の被害が出ました。今般のセミナーは,上記両市から,「日本の防災に関する知見を共有したい」との依頼がソフィア市と友好関係にある横浜市に対して寄せられ,これに対して横浜市側が講師派遣を決定したことにより開催されたものです。
今般のセミナーでは,横浜市の小野寺横浜市消防局危機管理室危機対処計画課長と大場横浜市建築局住宅部住宅整備課長が,それぞれ,防災センターの働きと市民防災教育,また,耐震技術と災害に強いまちづくりについて講演を行いました。
近年,大規模な地震災害に見舞われなかったソフィア市とペルニック市において,市民の防災に対する意識が高まっています。そうした中で実施された今般の「市民防災セミナー」には,多くの方々が出席し(ソフィア市においては50名以上,ペルニック市においては約180名),質疑応答も活発に行われました。また,ブルガリア国営テレビをはじめとする,当地の新聞・テレビ等のマスメディアにも数多く取り上げられました。
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ソフィア市におけるセミナーの様子 |
ペルニック市におけるセミナーの様子 |