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14.03.2013

ノン・プロジェクト無償資金協力見返り資金活用プロジェクト
「ピロゴフ救急病院非常用発電機整備計画」供与式

2月25日,日本政府の実施するノン・プロジェクト無償資金協力見返り資金を活用した「ピロゴフ救急病院非常用発電機整備計画」プロジェクトの供与式典がピロゴフ救急病院において開催されました。

1999年に日本政府は総額5億円のノン・プロジェクト無償資金をブルガリア政府に対して供与しました。この資金により輸入した資材をブルガリア国内で売却し,得た利益を積立てて活用して実施するプロジェクトが「見返り資金活用プロジェクト」です。今般のプロジェクトでは,積立金のうちの16万360レヴァが供与されました。その目的は,日々多くの重症患者を受け入れ,ソフィア市内において最も重要な役割を担っている病院の1つであるピロゴフ救急病院に緊急時の非常用発電機を供与し,ソフィア市の医療サービスを改善することにあります。

救急病院において,停電時の電力供給は不可欠です。それは,救急搬送された重症患者の一刻を争う治療に支障をきたしかねないからです。今般のプロジェクトにより非常用発電機が整備され,停電の際において電力供給が確実に確保されることで,ソフィア市の多くの市民の方々の生命が守られることに繋がることが期待されます。日本政府は,民主化・市場経済化以降のブルガリアの経済的・社会的発展のため,これまで様々な支援を行ってきましたが,とりわけ,医療分野についての支援は,より多くの人々が平等に裨益するという意義を持つことから重視しています。

今般の完工式においては、ブルガリア側から出席したマリノフ経済・エネルギー・観光次官から、「今回供与された発電機はピロゴフ病院内の極めて重要な医療機器への安定的な電力供給を確保するものであり、日本政府及び同発電機の供与に関わったブルガリア関係者に対し感謝する」旨の謝意が表明され、また、ミラノフ病院長からは、今回の新型発電機の供与は医療サービスを改善し、多くの患者の生命を救うことに繋がるものであり、その購入に必要な資金を提供した日本政府に対し深く感謝したい旨述べられました。  

 

テープカティング

非常用発電機の前でスピーチする 小泉大使