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03.06.2013

ノン・プロジェクト無償資金協力見返り資金活用プロジェクト
「バルチック市アンティム第一小学校施設改修計画」完工式

5月16日,日本政府の実施するノン・プロジェクト無償資金協力見返り資金を活用した「バルチック市アンティム第一小学校施設改修計画」プロジェクトの完工式典がバルチック市において開催されました。

1999年に日本政府は総額5億円のノン・プロジェクト無償資金をブルガリア政府に対して供与しました。この資金により輸入した資材をブルガリア国内で売却し,得た利益を積立てて活用して実施するプロジェクトが「見返り資金活用プロジェクト」です。今般のプロジェクトでは,約70年前に建設され,老朽化が非常に進んだバルチック市アンティム第一小学校の施設を改修することで,バルチック市の子どもたちがより良い教育環境の中で将来必要とされる基礎学力を習得できるようになることを目的として,このうちの13万712レヴァが供与されました。

日本政府は,民主化・市場経済化以降のブルガリアの経済的・社会的発展のため,これまで様々な支援を行ってきましたが,とりわけ,教育分野についての支援は,より多くの人々が平等に裨益するという意義を持つことから重視しています。

日本には「よく学び,よく遊べ」という諺があります。「勉強ばかりではなく,遊ばせることも子どもの教育には大切だ」と言う意味ですが,学校教育現場では学ぶ環境だけではなく,遊ぶことにより精神面と体力面の両方を養う環境も必要です。今般のプロジェクトにより,学習環境のみならず,遊ぶ環境も整備されることで,ブルガリアの子どもたちの総合的な育成を図ることが期待されます。

なお,今般の式典に出席したガンチェヴァ・ドブリッチ地域副知事をはじめとするブルガリア側関係者からは,今般の案件実施により,欧州のスタンダードを満たす教育環境が整備されたこと,また,学習環境とともに教育の基本となる遊ぶ環境がともに整備されたことから,かかる支援を行った日本政府及び当館に対して心より感謝する旨の挨拶がありました。

 

改善された食堂
全面的にリニューアルされた校舎の前での完工式典