
平成25年度外務大臣表彰
今般、日本国外務省は、平成25年度外務大臣表彰受賞者の発表を行いました。外務大臣表彰は,多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍され,我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をされている中で,特に顕著な功績のあった個人及び団体について,その功績を称えるとともに,その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています。
本年は、ブルガリアからは、個人としてカザンラク市アーセナル文化会館館長であり、同市対日友好協会事務局長を務めるフリスト・ストヤノフ・カラストヤノフ氏が、また団体として聖キリル・メトディ国際基金が表彰を受賞されました。また、日本を拠点に活動する日本ブルガリア協会の猪谷晶子氏が、日本と中東欧諸国との相互理解の促進に寄与したとして受賞されました。
フリスト・カラストヤノフ氏は、広島県福山市及び福岡県宗像市との民間レベルでの活発な交流を継続し、地方自治体間の交流を発展させた他、対日友好協会の設立に関わり両国間の文化交流促進につとめ、要人往来の実現や日本文化紹介事業の実施を行うことで、二国間交流の促進、対日理解促進、そして親日層拡大に寄与されました。
聖キリル・メトディ国際基金は、日本政府国費留学生選考・日本語能力試験及び日本語弁論大会の実施機関として、22年の長きに亘り右事業の円滑な実施につとめ,ひとりひとりの受験生へ細かな配慮・親身な対応を行う等,日ブルガリア両国間の架け橋となる人材の育成に大きく貢献されました。また、帰国留学生との緊密なコンタクトの継続,文部科学省留学生同窓会設立への関与及びその後の活動への助言等を通じ,ブルガリアにおける留学生間ネットワーク構築に貢献したほか、日本文化・日本語の普及活動に関わり、二国間友好関係深化に寄与されました。
カラストヤノフ氏及び聖キリル・メトディ国際基金に対する表彰伝達式典は、9月4日にソフィア市内で開催されます。