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24.07.2014

平成26年度外務大臣表彰

今般、日本国外務省は、平成26年度外務大臣表彰受賞者を発表しました。外務大臣表彰は,多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍され,我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をされている中で,特に顕著な功績のあった個人及び団体について,その功績を称えるとともに,その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています。

本年は、ブルガリアからは、団体として,ソフィア大学古典・現代言語学部東アジア言語文化学科日本学専攻,及びソフィア市第18総合学校「ウィリアム・グラッドストーン」がそれぞれブルガリアにおける日本語教育の推進に寄与した功績で,また個人として,通訳家・翻訳家・美術評論家(フリーランス)のドブリンカ・アンゲロフ・ドブリノヴァ-ダンチェヴァ氏が日本とブルガリアとの相互理解の促進に寄与した功績で、表彰を受賞されることになりました。

ソフィア大学古典・現代言語学部東アジア言語文化学科日本学専攻は,ブルガリアで唯一日本学の学士、修士、博士の学位が取得できる高等教育機関であり、1990年の学科開設より25年間、ブルガリアにおける日本語及び日本文化の普及に尽力し、日本語が堪能で様々な分野で活躍する300人以上の卒業生を輩出しています。優秀な講師陣による、質が高く、内容も幅広く充実した教育プログラムを実施しており、日本語教育のみならず、最大の日本研究機関として、日本の専門家育成に力を注いでいます。当国におけるこうした日本語・日本研究・日本文化普及活動の継続において、同学科の貢献は顕著なものであると認められました。

ソフィア市第18総合学校「ウィリアム・グラッドストーン」は,1992年より高校課程で第一外国語として日本語を導入しており,現在では小学1年生から高校3年生まで正規課程での日本語学習者数が551名であり、名実ともに、ブルガリア最大の初等・中等教育における日本語教育拠点となっています。また,茶道・生け花・書道等の日本文化を課外活動にも取り入れており、ここ8年間毎年日本文化祭を開催し、様々な催し物を日本語で行い、毎年多くの人々が来場するなど、同校の当地での日本語・日本文化への関心を喚起し、対日理解を促進した貢献は顕著なものであると認められました。

ドブリンカ・アンゲロフ・ドブリノヴァ-ダンチェヴァ氏は、30年以上の長きに亘りハイレベルの政府要人往来時、また日本企業ブルガリア進出時の日本語通訳、伊豆の踊子等の日本図書翻訳家として、日・ブルガリア関係の深化、ブルガリア国民の対日理解促進に貢献されました。また、日本美術評論家として、各国立美術館などで長年講師を行っており、通訳、翻訳のみならず、様々な機関・機会において日本の文化行事等の企画・実施も積極的に行うなど、日本文化・芸術普及にも貢献されました。ダンチェヴァ氏の長年にわたる、こうした貢献は二国間交流の相互理解の促進に寄与されました。

ソフィア大学古典・現代言語学部東アジア言語文化学科日本学専攻,ソフィア市第18総合学校「ウィリアム・グラッドストーン」,ドブリンカ・アンゲロフ・ドブリノヴァ-ダンチェヴァ氏に対する表彰伝達式は、9月12日にソフィア市内で開催する予定です。