
小泉大使のコズロドゥイ原子力発電所訪問
1 小泉大使のコズロドゥイ原子力発電所訪問について
8月27日,小泉大使がコズロドゥイ原子力発電所を訪問しました。
コズロドゥイ原子力発電所は,1970年に稼働開始したブルガリア唯一の原子力発電所であり,ブルガリア国内のエネルギー供給の約35%を占めています。
今般の訪問で,小泉大使はニコロフ同原子力発電所副所長をはじめとする関係者と会談し,発電所の活動を視察しました。
2 コズロドゥイ原子力発電所の新規原子炉(7号基)建設について
コズロドゥイ原子力発電所の新規原子炉建設については,7月31日,我が国企業である東芝の子会社である米国ウェスティングハウス社がコズロドゥイ原子力発電所と株主間契約を締結しました。
今般の契約は10月5日の総選挙以降に発足する新政権が本契約及び本契約に付随する関連の契約を承認することが発効の条件とされており,今後もウェスティングハウス社とブルガリア側との間で交渉が継続されるものと承知しております。
米国ウェスティングハウス社がコズロドゥイ原子力発電所の7号基を正式に建設することになれば,一部主要機材に高度な性能を有した東芝製のものが採用される他,保守・サービスにも東芝が関与することとなります。
日本政府としては,我が国企業の子会社による海外における原発建設を通じて,ブルガリアを始めとする世界の原子力の安全性の向上に貢献することになれば,喜ばしいと考えています。
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コズロドゥイ原子力発電所関係者との意見交換 |