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09.09.2015

平成27年度地方連携7~8月(シューメン市,スタラザゴラ市,スリヴェン市訪問)

小泉大使は,地方都市との様々な分野での交流の深化,日本とブルガリアの地方都市間のさらなる交流の可能性を見いだすべく,7月13日にシューメン市,同14日にスタラザゴラ市を,また,8月21日にはスリヴェン市を訪問しました。

シューメン市では,コストフ市長と,シューメン経済特区への日本企業進出の可能性やシューメン市と同じく歴史の深い日本の都市との交流など,今後の更なる交流の可能性について意見交換を行いました。同市長との会談後のプレスブリーフィングでは,本年秋に完工式を予定しているノン・プロジェクト無償援助の見返り資金活用プロジェクトであるシューメン県ツァレフ・ブロド国立精神病院付属シューメン市診察・診断病棟改修計画や,本年11月6~30日の間,当館主催によりシューメン市で開催する「書」展示会・デモンストレーション等の行事の発表が行われました。また,シューメン大学長との会談では,ゲオルギエヴァ学長より,同大学では現在一般公開講座として初級・中級・上級者用の日本語・日本文化講座を実施しており,シューメン市民の日本語への関心は高い旨説明があるとともに,今後の日本語教育の拡充につき,積極的な意見交換が行われました。

 

 

スタラザゴラ市では,まずラノフ県知事より,同県は,ブルガリアで第2位の経済規模を誇り,平均失業率及び若者の失業率が最も低い地域であると説明があり,現地視察のためのビジネスミッションひいては日本企業の進出を歓迎する旨の発言がありました。また,文化面での協力については,90年の歴史を有するスタラザゴラオペラへの日本人オペラ歌手のゲスト出演等の実現可能性など,今後の協力関係につき,積極的な意見交換が行われました。ソティロヴァ教育・文化担当副市長との会談では,同副市長からスタラザゴラ市にあるトラキア大学との交流を初めとする,日本の都市との交流への期待や,同市における日本文化紹介行事開催の希望が寄せられました。

 

スリヴェン市では,ミレフ市長との間で,同市における日本語教育の導入を始めとする今後の交流・協力の可能性につき意見交換が行われました。また,小泉大使は,スリヴェン市美術侃所蔵の浮世絵コレクションを展示する「日本浮世絵展」のオープニングに出席し,同美術侃110周年という節目の年に日本の文化を紹介する展示会が開催されたことは光栄である,展示されている17~19世紀の浮世絵を通じて,当時の流行,庶民の関心,生活ぶり,また時代に伴う変化などにも注目し,何世紀にもわたり発展してきた浮世絵の奥深さを感じていただければ幸いである旨挨拶しました。