
28.03.2008
新規円借款案件「ヴァルナ港及びブルガス港コンテナターミナル整備計画」
の交換公文署名式が開催されました
の交換公文署名式が開催されました
3月28日(金)、ブルガリア外務省にて、竹田恆治大使は、イヴァイロ・カルフィン副首相兼外務大臣と共に、新規の円借款案件である「ヴァルナ港及びブルガス港コンテナターミナル整備計画」(供与上限額約2億3千万ユーロ)に関する交換公文に署名、交換を行いました。このプロジェクトは、ブルガリアの二大国際港湾であるブルガス港及びヴァルナ港において、コンテナターミナル関連施設の整備・拡充し、当国において急増する貨物需要に対応すると共に物流の効率化を図り、以て当国の経済発展に寄与するものです。
日本政府はブルガリアの体制転換後、民主化及び市場経済化への努力を支援するため、本件を含め総額約1211億円(約7億7千ユーロ)に及ぶ円借款、無償資金協力、JICAを通じた技術協力等の経済協力を実施してきています。
本件署名式の挨拶で、竹田大使は、港湾インフラ整備が貿易立国である日本の戦後の急速な経済発展に果たした役割に言及し、黒海を介してアジア、中近東及びロシア等に対するEUの東南の玄関口として位置づけられ海運が重要となっているブルガリアにおいても経済発展に資する旨指摘しました。また、竹田大使は、竣工予定の2015年のコンテナターミナル取扱量は、2005年比でブルガス港で約15倍増、ヴァルナ港で約4倍増と大幅に拡大される見込みを紹介し、本案件によって物流の効率化が進みブルガリアの持続的な経済成長に繋がり、さらに日本とブルガリアの友好関係が更に促進されることを祈念する旨挨拶しました。


