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15.01.2009

麻生総理発スタニシェフ・ブルガリア首相宛メッセージ

チェスティータ・ノヴァ・ゴディーナ!
あけましておめでとうございます!

 本年、貴国と我が国が外交関係再開50周年という記念すべき年を迎えるに当たり、ここに貴首相を始めとする貴国政府及び貴国国民に対し、日本国政府及び日本国民を代表し、心よりの祝意を表明いたします。また、我が国が貴国を始め、オーストリア、ハンガリー、ルーマニアといったドナウ川流域4カ国との間で「日本・ドナウ交流年2009」を祝福することができることを喜ばしく思います。

この記念すべき年に、我が国では秋篠宮殿下が名誉総裁に御就任され、本年5月頃に同妃殿下とともにドナウ4カ国を御訪問される予定です。また、貴国ではパルヴァノフ大統領に名誉総裁に御就任頂いております。

 過去半世紀の間、両国間では、政治、経済、文化、人的交流等多岐にわたる分野で活発な交流が行われ、お互いの国に対する敬愛の念が着実に育まれてきました。本年1月に予定さているパルヴァノフ大統領の訪日、本年の秋篠宮同妃両殿下の貴国御訪問は、いつの時代も友好国として在り続けた両国の歴史を象徴し、更に発展させるものとなることでしょう。

 ブルガリアという言葉を耳にすると、日本国民は多くの美しいものを思い浮かべます。四季折々の美しさで人々を魅了する雄大なスタラ・プラニナ(バルカン山脈)、美しい香りを放つバラ畑、天使の声と表されるブルガリアン・ヴォイス、偉大なトラキヤ文明の遺産など、こうした貴国が誇る美しさの数々、それらが、半世紀にわたる両国の友好の歴史の礎石となってきたのです。もちろん、1970年の大阪万博のブルガリア館で紹介されて以来有名となった貴国のヨーグルトも、日本における貴国の素晴らしい“トレード・マーク”です。

 私は、貴国の改革努力が結実し、EU加盟を果たされた2007年1月、日本の外務大臣として24年振りに貴国を訪問し、貴首相とお会いする光栄に浴しました。両国が外交関係再開50周年を迎える好機に、今度は貴国よりパルヴァノフ大統領を日本にお迎えし、基本的価値観を共有する重要なパートナーである両国の関係発展についてお話しすることを、大変楽しみにしております。そして、ここに改めて、両国国民の親愛の念に基づいた友好の歴史を更に発展させる考えをお伝えいたします。

 最後に、本年が貴首相を始めとする貴国政府及び貴国国民にとって平和と希望に満ちた一年となることをお祈り申し上げます。

平成21年1月1日
日本国内閣総理大臣 麻生太郎

ブルガリア共和国首相
セルゲイ・スタニシェフ閣下