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11.12.2012

ノン・プロジェクト無償資金協力見返り資金活用プロジェクト
「スヴォゲ市病院呼吸器検査センター整備計画」完工式

 12月7日,日本政府のノン・プロジェクト無償資金協力の見返り資金を活用した「スヴォゲ市病院呼吸器検査センター整備計画」プロジェクトの完工式がスヴォゲ市において行われ,日本側からは小泉崇駐ブルガリア日本国大使が,ブルガリア側からはマリノフ経済・エネルギー・観光省次官及びトムチェヴァ・スヴォゲ市病院長らが出席しました。

「スヴォゲ市病院呼吸器検査センター整備計画」プロジェクトは,1999年に日本政府がブルガリア政府に対して供与した,総額5億円のノン・プロジェクト無償資金協力の枠組みの下,輸入資材の国内売却益による積立金を活用して実施されたものです。今般のプロジェクトでは,スヴォゲ市及び近隣地域の医療サービスの改善を目的として10万2271レヴァが供与されました。

日本政府は,民主化・市場経済化以降のブルガリアの経済的・社会的発展のため,これまで様々な支援を行ってきましたが,とりわけ,医療分野については,より多くの人々が平等に裨益するという意義を持つことから重視しています。今般のプロジェクトにつきましても,そのような観点から,日本政府として同意したものです。

スヴォゲ市は,かつて鉛と亜鉛の鉱山開発が行われていた町であり,鉱山開発に従事していた住民の多くが呼吸器疾患に悩まされています。スヴォゲ市病院は,スヴォゲ市の市民の方々みならず,医療サービスが不十分な状況にある近隣地域の住民の方々も利用しており,地域における中心的な役割を果たしている病院です。スヴォゲ市病院に呼吸器検査センターが整備されたことにより,呼吸器系疾患の早期発見と適切な治療が可能になり,スヴォゲ市と近隣地域の1300名の住民の方々の健康が増進されることが期待されます。

今般のプロジェクトに対して,マリノフ経済・エネルギー・観光省次官はじめブルガリア関係者の方々からは,スヴォゲ市と周辺地域の医療サービスの向上に繋がる案件であるとし,謝意が表明されました。

また,小泉大使は,「本日完成したプロジェクトが将来にわたり,日本国民とブルガリア国民とをつなぐ『心と心の架け橋』になるとともに,こうした協力が末永く皆様の記憶に留まることを願う」旨述べました。

 

完工式
診断用測定器